Sakana Chat(サカナ・チャット)とは
Sakana Chatとは、Sakana AIが開発するAIモデルを、API実装なしでブラウザから試せる対話型AIサービスです。質問への回答だけでなく、コードの実行や画像・文書の添付にも対応する仕様。国産AIモデルを、一般的なチャット画面で比較・検証できる入口です。
公式表記:Sakana Chat(サカナ・チャット)
提供者:Sakana AI
どのモデルを選べる?
2026年9月18日時点では、NamazuとFugu Maxを選べます。Namazuは、2026年3月にSakana Chatが公開されたときから載っているモデル群で、8月の更新で新しい世代へ入れ替わりました。Fugu Maxは、8月に加わったSakana Fuguを9月17日に切り替えた最新モデル。複数のオープンモデルを束ね、依頼内容に応じて適したモデルへ処理を割り振る仕組みを採ります。
利用者がモデルごとのAPIを準備する必要はありません。画面上でモデルを選び、同じ依頼を試せるため、文章作成、調査の下書き、コード支援などの用途を比較できます。モデル名だけで優劣を決めず、自社の仕事を同じ条件で試すのが基本です。なお、利用にはログインが必要で、法人向けの問い合わせ窓口も画面に用意されています。
ファイルを渡すと何ができる?
2026年8月の更新で、画像やPDF・Officeファイルの添付と、隔離した実行環境でのPython実行に対応しました。Sakana AIが挙げる例は、Excelを添付して四半期ごとの集計とグラフ化を頼むと、モデルが集計用のコードを自分で書いて実行し、結果をグラフで返すというもの。会議資料のPDFを渡して、要点を整理したうえでスライドに作り直す使い方も紹介されています。
作られた成果物は画面右側に表示され、そのままダウンロードできます。「文章で手順を教えてもらう」から「成果物まで作ってもらう」へ役割が変わったのが、業務で試すときの違いでしょう。ただし出てきた数字や図は、元データと突き合わせて人が確認する前提で使います。
メモリー機能は何を引き継ぐ?
2026年9月17日に追加されたメモリーは、利用者の役割、取り組んでいる仕事、回答の書式や文体の好みなどを次回以降の会話へ引き継ぎます。NamazuとFugu Maxの両方で使え、記憶した内容は設定画面から確認可能です。不要なら、設定画面から無効化も可能。
便利さの一方で、業務上の前提や好みが継続して使われることへの意識が欠かせません。顧客名、未公開情報、個人情報を入力してよいとは限りません。「覚えてほしい情報」と「外部サービスへ入力してはいけない情報」を分ける運用が必要です。
企業ではどう試す?
最初は公開済みの文章や架空データを使い、同じ指示をNamazuとFugu Maxへ入力します。正確さ、修正回数、応答時間、文体の安定性が選定材料です。公式画面にも、生成内容が不正確な場合があるため確認するよう注意が表示されています。
「使えた」ではなく「誰が何を確認してから利用するか」まで決めるのが導入の区切りです。メモリーを使う場合は、保存内容の定期確認と無効化の担当も決めておくとよいでしょう。
Topicメモリーは過去の会話をさかのぼらない
Sakana AIによると、メモリーが対象にするのは2026年9月17日の更新後に行った会話です。それ以前の会話を自動で読み返し、役割や好みを抽出するわけではありません。過去に伝えた前提を継続利用したい場合は、更新後の会話で改めて伝え、設定画面にどう保存されたか確かめる必要があります。
Sakana Chatに関するよくある質問
- Sakana ChatとFugu Maxは同じものですか?
- 同じではありません。Sakana Chatは対話画面を備えたサービス、Fugu Maxはその中で選べるモデルの一つです。Namazuも別の選択肢です。
- Sakana Chatを自社システムからAPIで呼び出せますか?
- Sakana Chat自体はブラウザで試す場です。ただしSakana AIは、Fugu MaxもNamazuもAPIとして提供していると案内しています。自社システムへ組み込む場合は、そのAPIの利用条件と料金を確認してください。
- コード実行を試すときに何を確認すべきですか?
- 本番データや秘密情報を使わず、生成コードの内容と実行結果を人が確認してください。外部サービスへの接続やファイル変更を伴う処理は、隔離した検証環境で試すのが安全です。