マイクロソフトコパイロットとは
マイクロソフトコパイロットとは、Microsoftが提供するAIアシスタントで、WordやExcelといった同社のソフトや、WindowsやEdgeブラウザに組み込まれている対話型のAIです(英語表記:Microsoft Copilot)。OpenAIのGPT技術などをもとにしており、文章作成や要約、表計算、調べ物などを“相棒”のように手伝います。2023年に登場し、その後Microsoftのさまざまな製品へ広がりました。
どこで使えるのか
特徴は、ふだんの仕事道具にそのまま溶け込んでいる点です。Windowsのタスクバー、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams、Edgeの横の画面などから呼び出せます。たとえばWordでの下書き、Excelの数式やグラフの相談、メールの要約まで、頼める作業はさまざまです。無料で使える範囲のほか、有料の上位プラン(Copilot Pro)も用意されています。
Bing Chatから名前が変わった
もともとは2023年2月7日に「Bing Chat」として、検索のBingとEdgeに登場しました。同年11月15日に「Copilot」へ改名され、その後WindowsやMicrosoft 365など各製品のAIアシスタントがCopilotの名前に統一されていきました。中身は、Microsoft独自のモデルとOpenAIのGPT技術を組み合わせたものです。
Topic“副操縦士”という名前の意味
Copilotは英語で「副操縦士」を意味します。操縦の主役はあくまで人間(パイロット)で、AIは隣で支える相棒、という航空の比喩が込められています。AIに丸投げするのではなく、人が判断し、AIが補助する。そんな関係を名前で表しているわけです。ちなみに、プログラミングを助ける「GitHub Copilot」とは別物ですが、同じ“副操縦士”の発想から来ています。
マイクロソフトコパイロットに関するよくある質問
- 仕事で入力した内容は、AIの学習に使われますか?
- 職場や学校のアカウントでサインインして使うCopilot Chatは「エンタープライズデータ保護」の対象で、Microsoftは「プロンプトと応答は、基盤となるモデルの学習には使われません」と明記しています(2026年8月時点)。この保護に追加費用はかかりません。いま使っている画面が保護の対象かどうかは、「新しいチャット」ボタンの横に緑の盾マークが表示されているかで見分けられます。個人アカウントで使う場合は扱いが異なるため、業務で使うときは必ず職場のアカウントでサインインしてください。
- 社内のファイルやメールも読ませられますか?
- 職場アカウントで追加費用なしに使えるCopilot Chatは、既定ではWeb(Bingの検索結果)の情報だけを土台に答えます。Microsoftの説明では、ライセンス版と違い、社内のファイルやメール、チャットには既定では接続されません。社内文書を踏まえさせたい場合は、その場でファイルを添付する、Outlook上のCopilot Chatを使う、組織のデータに接続したエージェントを使う、ライセンス版を契約する、といった方法が要ります。「開けば社内の資料をすべて把握してくれる」わけではない点は、導入前に押さえておきたいところです。
- 「Microsoft 365 Copilot」と「Microsoft Copilot」は別物ですか?
- 同じものです。Microsoftは「Microsoft 365 CopilotはMicrosoft Copilotに、Microsoft 365 Copilot ChatはMicrosoft Copilot Chatに名称が変わった」と案内しています。移行期間のあいだは、画面や契約の書類に古い名称が残っていることがあります。ただし組織向けのセキュリティ・コンプライアンス・プライバシーの扱いに変更はない、とされています。