GPT-5とは

GPT-5とは、OpenAIが2025年8月に公開した大規模言語モデルで、GPTシリーズの5代目にあたります。前世代のGPT-4から文章作成やプログラミングの精度が高まり、事実と異なる答え(ハルシネーション)が減ったとされます。公開当時はChatGPTを支える中心的なモデルでした。

難しさに応じて「頭」を切り替える

GPT-5の新しさのひとつが、質問の難しさに合わせて2種類の処理を自動で使い分ける仕組みです。簡単な用件はすばやく答える軽い処理で、込み入った問題はじっくり考える深い処理で対応する。どちらを使うかを内部で判断して切り替える「ルーターを備えています。利用者が難しさを指定しなくても、内容に応じて頭の使い方を変えてくれる、というイメージです。OpenAIはこれを「AGI(人間並みに幅広く考えるAI)へ向けた一歩」と説明しています。

その後のGPT-5系と、最初のGPT-5の期限

GPT-5系はその後、1年足らずの間に何度も版が上がりましたOpenAIの開発者向け更新履歴によれば、2026年7月9日にはGPT-5.6として、高度な業務向けのSol、性能と費用の釣り合いを取ったTerra、大量処理向けのLunaの3種類が公開されています。一方、最初のGPT-5(gpt-5-2025-08-07)は同社の廃止予定表に載り、2026年12月11日に停止すると案内されました。移行先として挙げられているのはgpt-5.6-solです。社内の仕組みでモデル名を「gpt-5」と直接指定している場合は、この日付までに切り替えが要ります。逆に、ChatGPTの画面から使っているだけなら、提供側で入れ替わるので操作は要りません。

Topic「前のほうが優しかった」と惜しまれたAI

GPT-5が公開されたとき、性能が上がったにもかかわらず、「前のGPT-4oのほうが温かみのある受け答えだった」と惜しむ声が利用者から上がりました。GPT-5はより率直で事務的な口調になったためです。性能の高さだけでなく、AIの“話し方の人柄”にも人は愛着を抱くようです。機械が相手でも心を寄せてしまうこの傾向は、最初のチャットボットであるELIZAの頃から変わっていません。

GPT-5に関するよくある質問

移行先とされるGPT-5.6は、GPT-5と何が変わるのですか?
OpenAIの開発者向け資料によれば、GPT-5.6 Solは一度に読み込める量の上限が約105万トークン、知識の締め切りが2026年2月16日です。料金は100万トークンあたり入力4米ドル・出力20米ドルと案内され、前のGPT-5.5と比べて入力が約2割、出力が約3割下がっています。締め切りより後の出来事は知らないままなので、社内の新しい資料を渡す前提は変わりません。
GPT-5は前のGPT-4oより優れているのですか?
性能面では文章作成やプログラミングの精度が高まり、事実と異なる答え(ハルシネーション)が減ったとされます。一方で口調はより率直・事務的になり、公開時には「前のGPT-4oのほうが温かみのある受け答えだった」と惜しむ声も上がりました。性能の高さだけでなく、AIの“話し方の人柄”にも人は愛着を抱くようです。

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