ファウンドリーIQとは

ファウンドリーIQとは、Microsoft Foundryで作るAIエージェントに、社内外の知識を安全に渡すための知識レイヤーです。RAGを一から組む代わりに、検索、根拠づけ、データ接続をFoundry側にまとめる考え方だと捉えると分かりやすいでしょう。

英語表記:Foundry IQ

何をまとめる仕組みか

Microsoftは2026年6月のBuild関連発表で、Foundry IQをFoundry agentsの背後にある専用の知識層として説明しました。Work IQ、Fabric IQ、Azure SQL、File SearchMCPAIツール接続の共通口)の情報源などを束ね、エージェントが必要な知識に触れる入口をそろえます。

これまでのRAGは、文書を分ける、索引を作る、検索する、回答へ混ぜる、という配管を個別に作る必要がありました。ファウンドリーIQは、その配管を毎回手作りせずに済ませるための部材に近いものです。

Work IQとの違い

Work IQはMicrosoft 365の仕事文脈を扱う名前です。ファウンドリーIQは、Foundry上のエージェント開発で使う知識面で、社内文書、業務データ、外部情報をエージェントの材料にする側に重心があります。

つまり、ワークIQが「会社の仕事の地図」なら、ファウンドリーIQは「エージェント開発用の知識倉庫」です。どちらもMicrosoft IQという大きな方向の中にありますが、利用者と場面が違います。

導入時の注意

知識ベース機能は一般提供という扱いです。一方で、サーバー管理を減らす方式や新しい知識ソースなどは2026年6月時点で公開プレビューのものも残ります。すべてを同じ成熟度として扱うと、導入計画にズレが出ます。

経営判断では、接続できるデータより先に、誰が答えの根拠を検証するかを決めることが大切です。AIの回答が便利になるほど、誤った文書や古いデータを混ぜたときの影響も大きくなります。

TopicMicrosoft IQという親玉の下に並ぶIQファミリー

同じ発表にはWeb IQという名前も登場。社内データだけでなくWeb上の情報も、エージェント用の知識として扱う方向が示されています。IQという接尾語は、AIに知識を渡す入口の名前としてそろえられているのが小さな発見です。

ファウンドリーIQに関するよくある質問

ファウンドリーIQはどの段階のチームに向きますか?
複数のデータソースを使うエージェントを試作から本番へ移したいチームに向きます。個別に検索基盤を作る負担を減らし、知識接続の運用をそろえやすくします。
自社データを入れれば答えは必ず正しくなりますか?
必ず正しくなるわけではありません。古い資料や誤った文書を混ぜると回答も引きずられるため、データの鮮度と根拠確認のルールが必要です。

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