LINEの日程調整エージェントとは 従来の日程調整との違いとAIに任せられる範囲

LINEで予定を合わせるときの候補づくりや催促を、AIに手伝ってもらえるようになりました。
従来の日程調整との違いを知っておくと、任せる作業と自分で確認する場所が分かります。

LINEの日程調整エージェントとは 従来の日程調整との違いとAIに任せられる範囲

LINEの日程調整エージェントは、候補日の提案から回答、日程が合わない人への再調整までをAIが支援する機能です。従来のLINEスケジュールに比べ、幹事が候補を考えたり、参加者が自分の予定と照らし合わせたりする作業を任せられます。

ただし、AIが提案した回答を送るか、予定を変更するかは本人が判断するため、予定決めを丸ごと放置できる機能と考えると使い方を誤ります。
2026年10月8日時点の公式情報をもとに、AIと人の役割の違いから見ていきましょう。

LINEの日程調整エージェントとは

LINE(ライン)の日程調整エージェントとは、友だちとの予定を合わせる際の作成・回答・調整を手伝うLINEラボの機能で、LINEヤフーが2026年10月5日に提供開始を発表しました。AIエージェントのブランド「Agent i」の取り組みの一つとして開発されています。

その支援は文章で返事をするだけにとどまらず、候補日づくり、回答の下書き、期限前の通知、個別の打診へつながります。たとえば日程調整したい内容を入力すると、AIがイベントのタイトルや日時を提案するので、幹事は案を確認してトークルームへ送れます。

要点決める前の手間をAIが手伝う

日程調整エージェントは予定を決めるまでの支援、LINEカレンダーは決まった予定の共有・管理に使います。両者を組み合わせても、参加の意思や登録内容を確認する役割は人に残ります。

出典: LINEヤフー「『LINE』、AIが友だちとの予定決めをサポートする『日程調整エージェント』機能を提供開始」(2026年10月5日)

LINEスケジュールと日程調整エージェントの違い

LINEスケジュールとの違いは、幹事や参加者が入力していた内容をAIが提案し、回答後の調整も支援することです。従来の機能はイベント名と候補日を自分で設定して可否を集める流れで、現行の公式ヘルプにもその操作経路が残っています。

作業従来の日程調整・LINEスケジュール日程調整エージェント
候補を作るイベント名と候補日を自分で入力希望を文章で伝え、AIの案を確認
参加可否を答える候補日ごとに自分で可否を選択本人の予定から回答案を作成。手動回答も可能
日程が合わない集まった回答をもとに調整AIが参加者へ個別に変更を打診
結果を見る回答状況を確認して日程を選ぶ回答結果とAIのおすすめ日程を確認
予定を管理する調整結果をもとに予定を管理結果画面からLINEカレンダーへ追加

この違いから、候補日がすでに決まっていて回答だけ集めたいなら、従来のLINEスケジュールでも進められます。一方、候補を考える段階や回答後のすり合わせが負担なら、日程調整エージェントを使う意味があります。

出典: LINEヘルプセンター「[日程調整]⋅[LINEスケジュール]を利用するには?」

LINEの日程調整エージェントに任せられる範囲

希望に沿った候補と本人の回答案を作る

LINEの日程調整エージェントは、入力内容から候補日時を提案し、平日を除外するなどの追加条件も受け付けます。ただし、その条件が案に反映されているかは送信前に確かめ、集合時間やイベント名を直してから共有します。

参加者が「AIにおまかせ」を選ぶと、本人のLINEカレンダーに登録された予定をもとに「○」「△」「×」の回答案が作られます。この案も確認後に送る流れなので、カレンダーに未登録の用事があれば自分で修正できます。

期限前の催促と予定が合わない人への打診

回答期限の24時間前にはリマインドが送られ、全員が参加できる候補日がない場合には、AIが予定の合わない参加者へ個別に再調整を打診します。ただし、打診を受けても、回答を変更するかどうかは本人が選びます。

この個別調整の通知は、公式アカウントを追加しているユーザーに届く条件があるため、通知が全員に届く前提では進めないでください。幹事は集計結果を確認し、未回答や参加できない人が残っていないかを見てから日程を決めます。

AIが支援する作業

候補日時・回答案を作る
リマインド・個別打診を送る
おすすめの日程を示す

人が判断すること

候補と回答の内容を確認する
回答を変更するか選ぶ
日程・登録内容を確かめる

出典: LINEみんなの使い方ガイド「日程調整エージェントを利用する【LINEラボ】」

AIの提案を確定する前に人が見ること

AIがカレンダーを見て空き時間を示しても、予定が空いていることだけでは参加できると判断できません。移動や準備に必要な時間、まだ登録していない用事、参加したいかどうかまで、本人が回答を確かめる必要があります。

たとえば社内の食事会なら、業務終了後の移動を含めて参加可能かを確認してから回答します。
こうした予定表に書かれていない条件を残すと、AIの回答案が「○」でも実際には間に合わないという食い違いを避けにくくなります。

注意カレンダーの参照範囲を取り違えない

AIが参照するのは利用者本人の予定で、他の参加者のカレンダーや予定は参照しません。この参照範囲から、幹事が全員の予定表を自動で見られる機能とは区別して使います。

また、LINEカレンダーと端末のカレンダーを連携していれば、その予定も候補日の判断に使えます。この連携は予定を読み込むためのもので、外部カレンダーへの直接登録まで済むと考えず、決まった予定の登録先を自分で確認しましょう。

本人の予定からAIが作成
→
本人が参加条件を判断
→
確認した内容で回答
予定登録の段階でも、イベント内容を確認してから作成します

このように、候補・下書き・通知はAIに任せ、参加の判断や確定は人が担うと整理できます。仕事でもこの線引きを使うなら、AIエージェントの承認フローを閲覧・提案・実行で分ける考え方が、任せる範囲を決める手がかりになります。

LINEの日程調整エージェントを使う条件

LINEの日程調整エージェントは日本国内向けに提供され、スマートフォン版LINEではiOS・Androidともにバージョン26.15.0以上が利用条件です。作成する人は「ホーム」→「設定」→「LINEラボ」から機能をオンにし、AI機能を初めて使う際は情報利用への同意内容も確認します。

一方、日程調整への回答だけなら、LINEラボでの事前設定は不要です。対応するのは1対1トークとグループトークで、グループに公式アカウントがいても機能は使えますが、そのアカウントをイベントの参加者には追加できません。

確認最初は候補と回答案を見比べる

この条件で使い始める際は、手動で考えた候補や自分の予定とAIの提案を照らし合わせます。提案が合わない場合も送信前に修正できるため、確認操作を残したまま活用を広げられます。

ここまでの条件がそろったら、LINEの日程調整エージェントの使い方で候補作成から回答まで進められます。
機能が見当たらない場合は、LINEラボの設定と対応条件を確かめる手順へ進み、表示されていない場所から原因を絞ってください。

出典: LINEヘルプセンター「[日程調整エージェント]とは?」

仕事の予定に使う場合は、AIへの入力とカレンダー連携が社内の利用ルールに合うかも先に確認します。そのルールをこれから決めるなら、情報入力・外部公開・自動実行から生成AIの社内ルールを決める方法をもとに、許可できる作業を整理できます。

FAQ

QLINEの日程調整エージェントとLINEスケジュールはどっちを使えばよいですか?

A候補日が決まっていて可否だけ集めたいなら、従来のLINEスケジュールでも対応できます。候補づくりや回答後の再調整を支援してほしいなら、日程調整エージェントが選択肢になります。

QAIにおまかせを押すと勝手に回答されますか?

A「AIにおまかせ」では回答案が入力されますが、本人が内容を確認・修正してから「この内容で回答」をタップします。

QAIは他の参加者のカレンダーも見ますか?

AAIが参照するのは本機能を使う本人の予定で、他の参加者のカレンダーや予定は参照しません。

QGoogleカレンダーの予定も判断に使えますか?

AGoogleカレンダーの予定が端末の標準カレンダーに連携され、さらにLINEカレンダーがその端末の予定を読み込む設定なら、連携した予定も判断に使えます。

Q参加者全員がLINEラボを設定する必要がありますか?

A日程調整を作成する人はLINEラボで機能をオンにしますが、回答するだけの参加者には事前設定が不要です。AI機能の利用時には情報利用への同意が求められます。

Q全員の予定が合わないとAIが予定を変更しますか?

AAIは参加者へ個別に再調整を打診しますが、回答を変更するかどうかは本人が選びます。AIが本人の予定を勝手に変更する流れではありません。

GLOSSARY

AI用語集

2372 語を収録

意味の解説から背景の意外な逸話まで、AIの専門用語を一語ずつ。非エンジニアの視点で噛み砕いた、引くほど詳しくなる用語集です。

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