AIイヤーブック(えーあいいやーぶっく)とは
AIイヤーブックとは、本人の顔写真をもとに、昔の卒業アルバムに載っていそうな架空の人物写真をAIで作る使い方です。2023年に写真編集アプリEPIKの同名機能が話題になり、1990年代の米国の卒業写真風という見た目で知られました。過去の自分の写真を発掘するのではなく、「その時代に撮影していたら」という写真を生成する点が特徴です。
どんな写真が作られる?
利用者が自撮り写真を渡すと、サービスは顔立ちを手がかりに、服装や髪型、背景を卒業アルバム風にしたポートレートを作ります。EPIKが2023年に紹介した例では、複数の自撮りから数十枚の候補を生成しました。「自分が1990年代の米国の高校生だったら」と想像して楽しむ写真遊び。顔交換AIのように既存の一枚へ別人の顔を貼る説明とは、作りたい体験の中心が異なります。
実際の卒業アルバムと何が違う?
AIイヤーブックが作るのは、卒業アルバムの一ページにありそうな人物写真の表現であり、実在した学校や学年の記録ではありません。写真選別AIで手持ちの写真を整理して製本するサービスとも別物。生成画像を昔の実物のように見せて投稿すると、見る人が時代や本人の経歴を取り違えるおそれがあります。
企業の企画に取り入れる前に何を決める?
参加者自身が写真を出し、懐かしい時代の姿を受け取る体験は、マーケティングAIを使った参加型企画を考える際の参考になります。ただし、話題性だけで始めると、顔写真の扱いが後回しになりがちです。写真の取得目的、保管期間、生成画像を掲載する場所、削除の方法を先に示し、参加者本人の同意を確認します。
実在の人物の顔を使う以上、生成画像だと分かる表示も検討対象。本人の許可がない写真を使えば、ディープフェイクと受け止められる危険もあります。参加者が気にするのは写真の行き先です。EPIKの運営元は2023年の発表で、受け取った8〜12枚は結果を表示した時点でサーバーから消し、サービスの開発や改良には使わないと説明していました。これは当時の特定アプリの説明であって、別のサービスや将来の企画の保証ではありません。採用時の条件を個別に確かめましょう。
Topic卒アル風の写真が世界各地で広がった
NAVERの2023年10月の発表によると、AIイヤーブックを提供したEPIKは、米国やフランスなど56の国・地域のApp Storeで首位になりました。同社の説明では、実際のイヤーブックを知る人には懐かしさ、知らない人には新鮮な発見を感じてもらう狙いで企画したそうです。誰にとっての「懐かしさ」かが違っても、同じ写真遊びに参加できたわけです。
AIイヤーブックに関するよくある質問
- EPIKのAIイヤーブックでは何枚の写真を渡すのですか?
- 2023年の運営元の発表では、8〜12枚の自撮り写真を入力し、卒業アルバム風の画像を60枚生成する仕様でした。これは当時のEPIKの説明で、他のサービスの必要枚数や現在の提供条件を示すものではありません。
- AIイヤーブックは無料で作れますか?
- EPIKの日本向けApp Store掲載では、アプリのダウンロードは無料ですが、Yearbook関連のアプリ内購入項目があります。実際に選べる機能と料金は、利用前にアプリ内の表示で確認してください。