写真選別AIとは

写真選別AIとは、大量の写真から、ピントや目の開閉、重複、画質などの条件をもとに候補を絞る仕組みです。確認時間を減らせますが、技術的に鮮明な写真が、目的に合う最良の一枚とは限りませんAIで候補を分け、表情や意味を人が選ぶ役割分担が必要です。

必須条件と好みを分ける

最初に、用途ごとの必須条件を決めます。集合写真なら主要人物にピントが合い、目を閉じた人がいないこと、商品写真なら品番と色が分かることなどです。明るい雰囲気、自然な表情、自社らしさといった好みは、その後に人が比べます。

すべてを一つの総合点へまとめると、なぜ外れたかが分かりません。ピント、重複、目の開閉などの条件を分け、採否の理由を戻せる状態にすると、用途が変わったときにも選び直せます。

AIに任せやすいこと

現在の写真管理ソフトには、被写体や目のピント、目の開閉などを見て候補を選び、低品質な写真の除外を支援する機能があります。連写から似た写真をまとめ、明らかな失敗を先に分ける作業は、大量撮影ほど時間短縮につながるでしょう。

一方で、顧客が気に入る表情、報道上の意味、ブランドの雰囲気は数値だけで決まりません。AI画像高画質化で直せる問題と、撮影し直すべき問題も別です。AIの不採用判定を、そのまま削除命令にしないでください。

安全に試すには?

最初は過去の承認済み写真で試し、人が選んだ採用写真をAIが外していないか確認します。元データは別に保管し、AIの結果は候補、保留、要確認などへ分けるだけにします。一定期間後に人が承認してから整理する手順が安全です。

効果は確認時間だけでなく、採用写真の見落とし、重複削減、選び直しの回数で測ります。速く減らせた枚数より、必要な写真を落とさなかったかを重視しましょう。

顔写真と位置情報を管理する

顧客や従業員の顔、名札、撮影位置などを含む写真をクラウドAIへ送る場合は、利用目的、本人同意、保存場所、学習利用、共有範囲、削除方法を確認します。個人情報保護委員会も、個人データを生成AIへ入力する際は利用目的の範囲と、機械学習への利用などを十分確認するよう注意を促しています。この確認は、写真選別の前提です。

承認できるサービスが決まるまでは、架空画像や公開許可済み素材で作業手順を試します。便利な選別機能だけを見て、顧客写真の保管先を増やさないことが重要です。

Topic「ベスト写真」は、一つの点数では決まらない

Adobe Lightroom ClassicのAssisted Cullingは、被写体のピント、目のピント、目の開閉などを別々の条件として調整できます。これは、鮮明さと表情の良さが同じ評価ではないことを示す分かりやすい例です。卒業写真では全員の目、スポーツ写真では決定的な瞬間、商品写真では色の正確さが優先されるかもしれません。「よい写真」は用途との組み合わせで決まります。

写真選別AIに関するよくある質問

写真選別AIに任せて元写真を削除してもよいですか?
誤って必要な写真を外す可能性があるため、最初は削除ではなく候補分けに使います。元データを別に保管し、人の確認後に削除する手順へ分けてください。
集合写真ではどの条件を設定すればよいですか?
ピント、目の開閉、顔の隠れを必須条件として確認し、その後に表情や構図を人が選ぶ方法が考えられます。用途と顧客の希望によって優先順位を変えます。
顧客の顔写真をクラウド型AIへ送れますか?
利用目的と本人同意、委託先の契約、保存場所、学習利用、削除方法を確認してください。確認できないサービスには顧客写真を送らず、端末内処理や承認済み環境を検討します。

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