AI作詞(えーあいさくし)とは

AI作詞とは、テーマ、感情、キーワード、曲の構成などを指定し、生成AIで歌詞案を作ることや、人の作詞を補助する使い方です。文章として自然かだけでなく、メロディーの拍や音節に収まり、声に出して歌えるかまで確認して仕上げます。

英語表記:AI lyric writing / AI lyric generation

どこまでAIに任せられるのでしょうか?

AIは、曲の題材を広げる、同じ場面を別の視点で書く、サビの候補を複数出す、語尾や韻をそろえるといった発想支援に向きます。一方、曲や歌声を生成する工程とは別です。音源まで作れるサービスでも、歌詞、曲、歌声を分けて評価すると、修正箇所が明確になります。

実務では、最初に聞き手、伝えたい場面、感情の変化、構成、避ける表現を人が決めます。次にAIから複数案を得て、実際のメロディーに合わせて語数、アクセント、母音、繰り返しを修正。AIの初稿を完成品とせず、人が歌って確かめる工程が欠かせません。

公開前に何を確認すべきですか?

既存曲に似た表現が混じっていないか、商品名や人物について誤った内容がないかを確認します。「特定の歌手そっくり」と頼むより、言葉の難しさ、視点、感情、行の長さ、韻の頻度へ条件を分ける方が、意図を伝えやすく権利上の懸念も整理しやすいでしょう。

文化庁の整理では、AI生成物に著作物性(著作権で守られる作品と認められること)があるかは、人の創作意図と創作的な寄与を事例ごとに判断します。AIで作ったという理由だけで、自由に商用利用できる権利が自動的に確定するわけではありません。同じ整理では、試行回数の多さや複数案から選んだこと自体は創作的な寄与の判断に影響しないとされ、出力を確かめながら指示を修正して作り直した経過や、人が創作的に加筆した部分が評価の対象になります。指示と修正の記録を残し、公開や販売の前に利用規約と類似性を確かめる運用です。

Topic歌詞生成では「長さ」と「韻」も制御対象

ChatGPTの一般公開より前の2022年、国際ワークショップで発表された研究ChipSongは、テーマを示す語だけでなく、語や文の長さ、韻の位置までを指定できる歌詞生成を扱いました。歌詞は短い文章ではなく、音へ載せるための複数の制約を同時に扱う文章だと分かります。

AI作詞に関するよくある質問

メロディーを先に作ってからAIで作詞できますか?
可能です。各行の音節数、強く発音する位置、伸ばす音、サビの繰り返しを条件として渡し、最後は実際に歌って調整します。
商品名を入れた社歌や広告歌も作れますか?
作成はできますが、商品説明の正確さ、商標の表記、誤認を招く約束、歌った時の聞き取りやすさを担当者が確認します。
既存曲の歌詞をそのままプロンプトに入れてよいですか?
権利やサービス規約を確認できない状態では避けます。参考にしたい特徴を、物語の視点、語彙の難しさ、韻の置き方などへ分解して指示します。

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