Google Opal(オパール)が11月17日に終了 作ったミニアプリは自動で移行されない
Opalで使っていた指示は、サービス終了後も取り出せます。
普段使うミニアプリ1件から指示と工程を残し、次の環境で同じ仕事ができるか確かめておきましょう。
Google Opal(オパール)で作ったミニアプリを仕事に使っているなら、2026年11月17日のサービス終了より前に、指示を控えておく必要があります。というのも、既存ワークフローは新しい環境へ自動で引き継がれないためです。
一方、保存したファイルはGoogleドライブに残るため、終了と同時に中身が削除されるわけではありません。まずは「保存されるもの」と「動かなくなるもの」を分け、普段使う1件から移行の準備を進めましょう。
Google Opal(オパール)は2026年11月17日に終了する
Google Opalの終了対象は、opal.google.comのサービスと、Gemini内の「Gems made by Labs」で、公式FAQは両方を同日に停止すると案内しています。
Opalは入力・生成・出力をつなぐノーコードAIのミニアプリ作成サービスなので、文案づくりなどに使っている場合は、その仕事をどこで続けるかを決める必要があります。
出典:Google for Developers「Frequently asked questions and best practices」(英語)
注意通常のGemとは移行の扱いが異なる
Geminiの通常のGemには自動移行の案内がありますが、Opalの既存ワークフローには適用されません。通常のGemは、Gemの終了とスキルへの移行を別に確認してください。
Google Opalの終了後もファイルは残るが、実行は止まる
Google Opalで保存したワークフローのファイルは、個人のGoogleドライブの「マイドライブ>Opal」フォルダに残ります。Googleはサービスを停止しても、これらのファイルを削除したり変更したりしないと説明しています。
ただし、ファイルが残っていても、終了後にOpal上でワークフローを実行できないため、保存と実行は別の扱いです。
保存ファイルは残る
Opalでの実行は止まる
終了前に指示と工程のつながりを控える
この違いを踏まえ、終了前にはOpalでワークフローを開き、残したいプロンプト(AIへの指示文)をコピーしておきましょう。各ステップを選ぶと指示や参照を確認できるため、前の工程の何を次の工程へ渡しているかも一緒に控えると、作り直す際の判断材料になります。
たとえば、入力した商品情報から説明文を作り、その文を整形する流れなら、商品情報・説明文の指示・整形の指示を対応づけて保存します。指示だけでは工程の参照先が分かりにくいためです。
出典:Google for Developers「Overview」(英語)
メモ終了後も指示の文面は取り出せる
公式FAQでは、終了後でもドライブのOpalフォルダからファイルをダウンロードし、MacのTextEditなどのテキストエディタで開いてプロンプトの文面を取得できると案内していますが、ファイルを開いてもアプリは再び動きません。
Google OpalからGeminiのスキルへの移行は手動で進める
Google Opalの既存ワークフローは自動移行されないため、新しいスキルやプロンプトを自分で設定し直すことになります。まずは1件の目的・入力・指示・出力を確認しましょう。
使っているミニアプリ1件を引き継ぐ準備
元の仕事を再現するための情報は、次の順で残すと整理しやすくなります。
- 仕事の目的と入力を控える。何を渡すと何が返るアプリなのか、使用中の1件について書き出します。
- 工程ごとの指示と参照先を保存する。前の工程の結果や使用ツールも併記し、期待する出力例を残します。
- ドライブのファイルも確認する。必要なファイルを手元へ保存し、指示の記録と対応づけます。
- 必要な処理から作り直して照合する。同じ試験用の入力を使い、出力の内容と形式を比べます。
この照合では、AIが文章を返しただけで移行完了と判断しないようにしましょう。たとえば説明文を出せても、元のアプリが行っていた情報確認や整形が抜けていれば、仕事の途中に手作業を戻す必要があります。
業務を他の人へ引き継ぐ場合は、使う人と確認する人も決めると運用の抜けを防ぎやすくなります。この担当者・所有者・更新日の記録は、業務自動化の引き継ぎ台帳でも確認できます。
Google Opalの代わりは、残したい仕事から選ぶ
GoogleはGoogle Opalの代わりとして、日常の指示の再利用にはGeminiのスキル、より踏み込んだ試作にはGoogle AI Studioを案内していますので、必要な画面や処理の複雑さから候補を絞れます。
Geminiのスキル
文章の形式や作業の指示を保存し、チャットで繰り返し使う。
Google AI Studio
独自の画面や処理が必要なアプリを、要件から試作する。
文章づくりの指示を残すならスキルで試す
Geminiのスキルは、繰り返し使う指示と参照情報を保存する仕組みなので、文案の形式や書き方を指定する用途から試せます。Opalの指示を読み直し、必要な仕事に絞って登録しましょう。
パソコンのGeminiで機能が表示されていれば、「設定」→「スキル」→「手動で作成」を開き、名前・説明・指示を入力して「作成」を選びます。作成後は同じ入力で出力を照合し、呼び出しや見直しで迷ったらGeminiのスキルの使い方の手順も確かめてください。
2026年10月11日時点の作成ヘルプでは、18歳以上の個人アカウントと「アクティビティの保存」の有効化が必要とされています。仕事用・学校用は現時点で対象外で、個人向けも段階的な提供なので、未表示の場合は指示の保存を進めてください。
出典:Googleヘルプ「Geminiアプリ向けのスキルを作成して管理する」
このうち会社のアカウントでスキルを使える時期は個人向けとは別に案内されており、その予定はGoogle WorkspaceのGem終了とスキル移行の準備で確かめられます。
注意スキルですべての工程を再現できるとは限らない
現行の移行ヘルプでは、スキルはCanvasやDeep Researchなどの機能に未対応とされています。元のOpalで使っていたツールを確認し、指示だけを移せる処理と、別の方法が必要な処理を分けてください。
出典:Googleヘルプ「Gemからスキルへの移行について」
独自の画面や処理を組みたい場合はAI Studioで試作する
Google AI StudioのBuild機能では、自然な言葉で要件を伝えてアプリを試作できます。独自の入力画面や複雑な処理を残したい場合の候補になりますが、Opalのファイルを渡すだけで同じアプリへ変換される保証はありません。
元のアプリの入力・処理・出力を要件として渡し、実際に必要な工程が動くかを確認します。Cloud Runへ公開する場合は利用に応じた料金が発生する可能性もあるため、業務へ戻す前に費用と運用担当を決めておきましょう。
出典:Google AI for Developers「Google AI Studioでアプリを構築する」
AI Studioと普段のGeminiチャットで扱う作業を分けたい場合は、GeminiアプリとAI Studioの使い分けも参考になります。まずは1件で必要な出力を確かめ、未対応の工程を残したまま全面的に切り替えない進め方が現実的です。
よくある質問
QGoogle Opal(オパール)はいつ終了しますか?
AGoogleの公式FAQでは、OpalとGemini内のGems made by Labsは2026年11月17日に終了すると案内しています。必要な指示は終了日より前にコピーしておきましょう。
QGoogle Opalで作ったミニアプリのファイルは消えますか?
A保存したワークフローファイルは個人のGoogleドライブのOpalフォルダに残り、Googleは終了時に削除や変更をしないと説明しています。ただし、終了後はOpal上で実行できません。
QOpalからGeminiのスキルへ自動移行されますか?
A既存のOpalワークフローは自動移行されないため、スキルやプロンプトを手動で設定し直す必要があります。通常のGemに案内されている自動移行とは扱いが異なります。
Q終了後もOpalのプロンプトを取り出せますか?
A公式FAQでは、ドライブのOpalフォルダからファイルをダウンロードし、TextEditなどのテキストエディタで開けば指示の文面を取り出せると説明しています。アプリの実行を復活させる方法ではありません。
QGoogle Workspaceを使っていればOpalも2027年まで使えますか?
A2027年の案内は仕事用・学校用アカウントの通常Gemからスキルへの移行に関するものです。Opalの公式FAQは2026年11月17日の終了を案内しており、期限を混同しないでください。
QGoogle Opalの代わりは何を選べばよいですか?
AGoogleは日常の指示の再利用向けにGeminiのスキル、より深い試作向けにGoogle AI Studioを案内しています。元の仕事で必要な工程を残せるか、重要な1件で試してから選びましょう。
まずは使っている1件の指示を残す
Google Opalの終了に向けては、普段使うミニアプリ1件の指示と工程を残すところから始められます。保存を確認して新しい環境で試せば、移す処理と手作業に戻す処理を判断できます。
その判断が済むまでは、保存ファイルがあることだけを理由に切り替えを待たないようにしましょう。終了日より前に、仕事を続ける方法と確認担当を決めておきましょう。