GeminiのGemは11月に終了 作ったGemはスキルへ自動移行【個人アカウントで今やること】

毎回の指示を保存したGemは、スキルへ引き継がれる予定です。
仕事で使う資料やツールも続けて使えるか、重要な1件から確かめておくと切り替えの準備が進みます。

GeminiのGemは11月に終了 作ったGemはスキルへ自動移行【個人アカウントで今やること】

Geminiで毎回使う指示をGemに保存しているなら、次に確かめたいのはスキルへの引き継ぎです。Googleは個人アカウントのGemを2026年11月に終了し、作成済みのGemをスキルへ自動移行すると案内しています。

すべてを急いで作り直す必要はありませんが、資料や使っているツールによって引き継げない部分があるため、普段の仕事に必要なGemから動作を試しておくと、手戻りを減らせます。

GeminiのGem終了は個人アカウントで2026年11月

GeminiのGem終了は、ログインするGoogleアカウントの種類で異なります。2026年10月10日時点の公式ヘルプでは、個人向けは2026年11月、組織の仕事用・学校用は2027年の予定です。

アカウントGem終了時期今の確認先
個人2026年11月自分のGem
Workspace
業務・非営利
2027年3月組織の管理者
Workspace
教育
2027年6月学校の管理者

この区分では、業務に使う個人アカウントも、個人向けの11月の予定が確認の起点になります。会社の管理アカウントなら、管理者に予定を確かめます。

なお、個人向けGemの具体的な終了日は、現行の移行ヘルプでは月までの表記に留まっています。「11月17日」を全員の停止日と決めつけず、自分のGemini画面の通知と公式の案内を照合しましょう。

出典: Google公式ヘルプ「Gemからスキルへの移行について」

この期限と用途は、AIツールの保守期限を台帳で管理する方法を参考に、終了通知を仕事への影響に結びつけて管理しましょう。

GeminiのGemからスキルへ引き継がれるもの

GeminiのGemは終了時にスキルとして自動的に再作成され、対応する知識ファイルも一緒に移行する予定です。この知識ファイルは、マニュアルなどの参照資料を指します。

指示を保存し、通常のチャットで使う形へ

後継のスキルは、作業の進め方や出力形式などのカスタム指示を繰り返し使うための機能です。Gemごとの画面へ移る代わりに、通常チャットで選択し、複数の指示を組み合わせられます。

たとえば商品説明と表記ルールの指示を別々に保存し、組み合わせられます。スキルは内容に応じて自動適用もされるため、どの仕事で使う指示なのかを説明に具体的に残しておくと、用途を見直しやすくなります。

ただし、Googleは共有やGoogle Drive・Gemini Notebookの追加を「今後数週間」の提供予定として説明しています。発表された機能が自分の画面ですべて使えるとは限らないので、必要な機能の表示を確かめてから業務を切り替えましょう。

出典: Google公式発表「スキルで繰り返す作業を自動化」(2026年9月30日)(英語)

資料は「対応ファイル」の範囲を確認する

一方、Gemで使っているGitHubファイルは現時点でスキルに未対応と案内されています。先に移す場合も、保存だけで済ませず、スキルで読める形式かを確かめます。

自動移行を待てる部分

通常のGemのカスタム指示
スキルが対応する参照資料

先に確かめる部分

資料の読み取りと出力形式
GitHubや特定ツールへの依存

そのため、元の指示と資料は自分で管理できる場所に保管しておきましょう。社内文書を扱う場合は、AIに社内データを読ませる前の保全ルールに沿い、会社が認める保存先を選びます。

Gem終了前に、スキルの未対応機能を確認

GeminiのGemから移す前には、指示文以外に何を使っているかも確認します。2026年10月10日時点の公式ヘルプは、動画作成・音楽作成・Canvas・Deep Research・ガイド付き学習を、スキルに未対応のツールとして挙げています。

注意指示が移っても、同じ作業ができるとは限らない

スキルとの併用が未対応という意味で、GeminiのCanvasやDeep Research自体が終了するという案内ではありません。該当ツールに頼るGemは、通常のチャットでその機能を使う操作を別に残しておきましょう。

Google Labs製GemとOpalは別扱い

さらに、Google Labs製Gemはスキルへ自動移行されません。GoogleはOpalと「Gems made by Labs」を2026年11月17日に終了し、それ以降はワークフローを対話的に実行できなくなると説明しています。

OpalのワークフローファイルはGoogle Driveの「Opal」フォルダに残るものの、ファイルが残ることと実行できることは別です。該当するものを使っているなら、終了前に残したい指示を控え、続ける仕事の操作を作り直しておきます。

出典: Google Developers「Opalのよくある質問とベストプラクティス」(英語)

GeminiのGemを残したまま、重要な1件を試す

GeminiのGemは自動移行予定なので、先行確認は止まると困る仕事の1件から始めると進めやすくなります。毎週使う提案文などを選び、まず指示を移し、必要なら資料を追加します。

試す前に、18歳以上・個人アカウント・アクティビティの保存オンという要件を確かめます。スキルは段階提供で未表示の場合もあるため、表示されるまで元のGemで作業を続けましょう。

アクティビティの保存設定を見直す場合も、業務資料を入力する前に会社の情報管理ルールとの整合を確認しましょう。入力する情報の扱いは、生成AIに社内データを学習させないための設定と確認点で先に整理できます。

仕事に必要なGem
→
指示と対応資料
→
同じ入力で確認
動作を確かめてから、普段の作業を切り替える

指示だけのGemは、別タブで再作成する

  1. パソコンでGeminiのGem一覧を開き、対象のGemの編集画面を表示する。
  2. 元の画面を残したまま別タブでGeminiを開き、「設定」→「スキル」→「手動で作成」と進む。
  3. Gemの名前・説明・カスタム指示をコピーして貼り付け、「作成」を押す。

ここまでで指示だけのGemは再作成できますが、元のGemは動作を比較するまで残しておきましょう。元の出力も見返せれば、抜けた指示を確認できます。

資料付きなら、フォルダへまとめて追加する

資料付きのGemを先に移すなら、Web版かMac版Geminiアプリでアップロードします。スマートフォンでスキルを使うことと、資料をまとめて取り込む操作は区別しましょう。

  1. Gemの「知識」から各資料をダウンロードし、小文字とハイフンで付けたスキル名と同じ名前のフォルダにまとめる。
  2. 作成したスキルをダウンロードし、zipを開いて中の「SKILL.md」を資料のフォルダへ入れる。
  3. スキルの操作メニューから「スキルを置き換える」を選び、そのフォルダをアップロードする。

この「SKILL.md」は指示を収めたファイルで、自分でプログラムを書く必要はありません。スキルから取り出して資料とまとめ、フォルダ名とスキル名を一致させます。

なお、スキルの参照ファイルではWordのdocxやExcelのxlsxは現時点で未対応です。PDFやテキストなど対応形式へ保存し直す場合も、表や文章が欠けていないか原本と照合します。

出典: Google公式ヘルプ「Geminiアプリ向けのスキルを作成して管理する」

同じ入力で、指示と資料の効き方を比べる

再作成したスキルは、チャットで「/」から選び、匿名化した同じ入力を元のGemにも送って出力形式・資料の参照・不明な点の扱いを比べます。呼び出し記号は「@」へ変更予定と案内されているため、画面の候補表示に合わせて選択してください。

たとえば商品説明なら、見出しの順序と禁止表現、資料にある仕様を使えているかを見ます。この比較方法は、AIを切り替える前の品質テストにも共通し、自動移行後の確認にも使えます。

よくある質問

QGeminiのGemはいつ終了しますか?

A個人は2026年11月、Workspaceの業務用・非営利用は2027年3月、教育用は2027年6月の予定です。個人向けの具体日は現行ヘルプでは示されていません。

Q作ったGemの指示や資料は消えてしまいますか?

A通常のGemは対応する資料とともにスキルへ自動移行する予定です。ただし、GitHubファイルとGoogle Labs製Gemには例外があります。

QすべてのGemを手動で移す必要がありますか?

A自動移行が予定されているため、全件の手動移行は不要です。仕事で重要なGemを先に試し、移行後も結果を確かめましょう。

Q無料でもGeminiのスキルを使えますか?

AGoogle AIの定期購入なしでもチャットで使えます。ただし、年齢・アカウント・アクティビティ保存の要件と段階提供による表示差があります。

Qスマホだけで資料付きGemを先に移せますか?

Aファイルをアップロードしてスキルを作る操作は、現時点ではWeb版とMac版Geminiアプリが対象です。資料付きの先行移行はそのどちらかで行います。

QCanvasやDeep Researchも終了するのですか?

AGem終了はこれらの機能自体の終了を意味しません。現時点ではスキルとの併用が未対応なので、依存する作業の続け方を確かめます。

11月までに、普段の作業を新しい形で確かめる

Gem終了の準備は、普段使う指示を仕事に使える形で引き継げるかを確かめることから始まります。重要な1件の指示・資料・ツールを確認し、元を残したままスキルを試しましょう。

要点自動移行を待つ場合も、確認する仕事を決めておく

指示と原本を保管し、スキルへ移った後に同じ入力で結果を確かめる。未対応ツールやLabs製Gemに依存する仕事は、それより先に続け方を用意しておきましょう。

GLOSSARY

AI用語集

2371 語を収録

意味の解説から背景の意外な逸話まで、AIの専門用語を一語ずつ。非エンジニアの視点で噛み砕いた、引くほど詳しくなる用語集です。

用語集を見る