Notion AIのクレジット3種類の違いを比較【上限に達した後に使える機能も】
Selectを使い切っても、Notion AIで続けられる作業があります。
3種類のクレジットと残量を見る場所を知っておくと、追加購入の前に選べる方法が分かります。
Notion AIのクレジットは、日常の作業用のStandard、自分でモデルを選ぶ作業用のSelect、管理者が購入するNotionクレジットの3種類です。
残量は別々に管理されるため、何を使い切ったかによって、続けられる仕事が変わります。
2026年10月26日時点では、新規のBusiness・Enterpriseワークスペースに新制度が始まっており、既存には11月2日から適用されます。まず3種類の違いを押さえ、上限の通知が出た時に見る残高と設定を確認しましょう。
Notion AIのクレジット3種類の違いを比較
Notion AIの利用枠は、メンバー個人に含まれる2枠と、ワークスペースで購入する共有枠に分かれています。Business・Enterpriseでは標準で1人あたり毎月Standardが1,500、Selectが500付与されますが、プランや購入契約によって異なる場合があります。
保持する人と主な用途の比較
| 種類 | 保持・付与 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Standard | 個人・月1,500 | Auto・編集等 |
| Select | 個人・月500 | モデル指定等 |
| Notion | 共有・追加購入 | 超過・共有運用 |
表の付与量は標準値なので、実際の量は「設定」→「Notion AI」→「使用状況」で確かめます。StandardとSelectは合算・交換・メンバー間の譲渡ができず、それぞれ請求サイクルの開始時に毎月リセットされ、余りは翌月に繰り越されません。
Autoとモデル指定で消費する枠が変わる
Standardは、Notionが作業に合うモデルを選ぶAutoや、AIによる文章編集・ページ翻訳・AIブロック・AIデータベース数式に使います。
一方、SelectはNotionエージェントで自分がモデルを選ぶ作業や、個人枠で動かすカスタムエージェント向けです。
このため、普段の要約や下書きはAuto、モデルを指定したい作業はSelectと分けて残量を見ます。文章の直し方を先に試すなら、Notion AIの編集提案の使い方も参考になります。
Notionクレジットは管理者が別途購入する残高で、個人枠を超えた対象機能や、共有予算で動くエージェントに使います。消費量の多い一部モデルもこの共有枠を使うため、モデルを手動で選ぶ作業がすべてSelectで済むわけではありません。
注意クレジット数は実行回数ではない
1,500と500を足して2,000回使えるとは考えないでください。タスクの内容や会話の文脈で消費量が変わるため、作業後の残量を見て利用ペースを把握します。
Notion AIが上限に達した後も使える機能
Notion AIの上限通知が出たら、StandardとSelectのどちらが尽きたかを先に確認します。一方を使い切っても、もう一方の残高まで同時にゼロになる仕組みではありません。
Selectだけ使い切った
Standardだけ使い切った
Selectが尽きたらAutoへの切替を確認
Selectを使い切った場合も、Standardが残っていればNotionエージェントをAutoに切り替えて、対象の作業を続けられます。指定モデルで進める必要がある場合は、管理者にNotionクレジットでの継続利用を相談する流れです。
逆にStandardを使い切った場合、残ったSelectをStandard機能へ振り替えることはできません。両方を使い切った時も含め、対象機能を続けるには管理者の許可と、利用可能なNotionクレジットが必要になります。
クレジット非消費の操作は別に考える
Notion MCPやNotion APIを通じた日常的な読み取り・書き込みは、Notion側のクレジットを消費しません。ただし通常の呼び出し頻度制限は残り、エージェントを実行する処理や接続先AIの利用料まで不要になる意味ではありません。
出典: Notion公式「Standard、Select、Notionクレジット:対象機能」
このように停止する範囲は作業ごとに異なるので、業務で使う時は止まった作業を誰が引き継ぐかも決めておくと対応しやすくなります。この引継ぎの決め方は、生成AIの利用停止に備える社内ルールで確認できます。
Notion AIのクレジットは11月2日に何が変わる?
Notion AIの新制度は、新規と既存で適用日が異なります。既存ワークスペースの管理者には移行の詳細がメールで案内されるため、現在の契約条件と併せて確認する必要があります。
適用日と会議ノートの消費開始日
| 日付(2026年) | 対象 | 変更内容 |
|---|---|---|
| 10月19日 | 新規の対象契約 | 新制度を開始 |
| 11月2日 | 既存の対象契約 | 新制度へ移行 |
| 12月1日 | 会議ノート | Standard消費開始 |
このうちAIミーティングノートは、11月2日と同時にクレジット消費が始まるわけではありません。Standardの月間枠を消費するのは12月1日からなので、会議で使う人はこの日も予定に入れておきましょう。
既存カスタムエージェントには例外がある
カスタムエージェントは、あらかじめ決めた指示で仕事を進めるAIで、新制度では原則として所有者のSelectを使います。チームへ共有しても利用した人全員の枠を均等に使う形にはならず、管理者がワークスペース予算で負担する設定も可能です。
ただし、2026年11月2日より前に作成された既存エージェントは、引き続き共有ワークスペースのクレジットを使います。自社で動いているものまで個人枠へ移ると決めつけず、エージェントのクレジットのソースを確認するのが確実です。
出典: Notion公式「カスタムエージェントのAIクレジットの仕組み」
Notion AIのクレジット残量と追加利用の確認方法
Notion AIの利用量を確認する時は、個人枠の残量と共有枠の支出を見る画面を分けます。先に個人のリセット日を調べれば、追加利用が必要か、作業を切り替えて待てるか判断しやすくなります。
メンバーは残量、管理者は共有予算を見る
メンバーは「設定」→「Notion AI」→「使用状況」を開き、Standard・Selectそれぞれの使用量、残量、リセット時期を確認します。
残量が少なくなった時や使い切った時には、Notionエージェントのチャットにも通知が出ます。
管理者が個人枠の超過利用を許可する場合は、「設定」→「Notion AI」で、上限後にワークスペースのNotionクレジットを使える設定をオンにします。購入済みの共有残高があるだけで、全員が無条件に使い続けられるわけではありません。
許可した後の支出は、「設定」→「アクセスと請求」→「Notionクレジット」で確認できます。メンバーやエージェントごとの使用量を見て、続けたい作業と支出上限を一緒に決めると、追加購入の判断に使えます。
出典: Notion公式「Notionクレジットダッシュボードでクレジット使用量を追跡する」
確認切替前に確認しておきたいこと
自分の付与量とリセット日、共有エージェントの費用負担元、上限後の追加利用の許可を確認しておきます。個別契約の量や請求額は、設定画面と管理者への通知を照合してください。
社内で使う人が増える場合は、この予算の確認と併せて誰が設定を変えられるかも確認します。AIツールの権限を棚卸しする手順を使えば、残高を見る担当と設定を変える担当を決めやすくなります。
よくある質問(FAQ)
QNotion AIの3種類のクレジットは何が違いますか?
AStandardはAutoや編集等、Selectはモデル指定や個人枠のエージェントに使います。Notionクレジットは管理者が購入し、超過利用等をまかなう共有残高です。
QStandardとSelectを合計して2,000回使えますか?
AStandardとSelectは合算できず、実行回数でもありません。作業内容や会話の文脈で消費量が変わります。
QSelectを使い切ったらNotion AIは使えませんか?
ASelectが尽きてもStandardが残っていれば、Autoで対象の作業を続けられます。指定モデルの継続利用には管理者の許可とNotionクレジットが必要です。
QStandardの不足をSelectで補えますか?
AStandardの不足分をSelectで補うことはできません。管理者が許可したNotionクレジットでの継続利用か、次回リセットを待つ形になります。
QNotion AIのクレジットは翌月に繰り越せますか?
A個人枠のStandardとSelectは翌月へ繰り越せず、毎月の請求サイクル開始時にリセットされます。
Q既存ワークスペースはいつ新制度になりますか?
A既存のBusiness・Enterpriseワークスペースは2026年11月2日に新制度へ移行します。AIミーティングノートがStandardを消費し始めるのは12月1日です。
Q共有したカスタムエージェントは誰の枠を使いますか?
A原則は所有者のSelectですが、管理者が共有予算で負担する設定も可能です。2026年11月2日より前に作成された既存エージェントは、共有ワークスペースのクレジットを引き続き使います。
まとめ
Notion AIのクレジットは、どの残高が尽きたかで次の選択肢が変わります。SelectだけならStandardを使うAutoへ切り替えられますが、StandardをSelectで代用することはできないため、追加購入の前に残量と対象機能を確認しましょう。
既存ワークスペースでは11月2日の移行と、12月1日の会議ノートの消費開始を分けて備えます。まず自分の使用状況を開き、共有エージェントの費用負担元と追加利用の許可を管理者に確認しておくと、切替後の対応を決められます。