Claude Designの単独サイトは12月14日に終了 チャットとコメントは引き継がれない
制作物と一緒に修正理由も残しておくと、次の担当者へ仕事を渡しやすくなります。
Claude Designの単独サイト終了に向け、移行できるものと別に保存する会話を確かめておきましょう。
Claude Design(クロード デザイン)の単独サイトは、2026年12月14日に終了します。Claudeの中ではデザイン作成を続けられますが、旧サイトのチャットやコメントは引き継がれないため、制作物と会話を分けて残す準備が必要です。
Claude Designの終了は単独サイトが対象
終了するのはclaude.ai/designのスタンドアロン版(単独サイト)で、終了後はClaudeへ転送されます。この終了日までは旧サイトへアクセスできると、2026年10月16日時点の公式ヘルプが案内しています。
一方、Claude内のDesignは会話やアーティファクトタブから利用でき、新しいデザインはアーティファクトという成果物として作られます。
単独サイトの終了を、デザイン機能そのものの廃止と受け取る必要はありません。
出典: Anthropicヘルプセンター「Claude Designを始める」 / Anthropicヘルプセンター「スタンドアロン版Claude DesignからClaudeへの移行」
要点既存の仕事と、これから作る仕事を分ける
新規の制作場所はClaude内、既存の制作物は旧サイトとして確認すると、一覧に見えているだけで移行が済んだと誤解せずに進められます。
スライドの新しい作成先も確かめたい場合は、Claude Slidesの使い方で会話から資料を作る流れを確認できます。
新しく作る操作と、旧サイトの仕事を引き継ぐ操作は分けて考えましょう。
Claude Designで引き継がれないもの
旧Claude Designから持ち越されないのは、Claudeとのチャットと、プロジェクト・デザインシステムへのコメントです。これらは終了後、データ保持方針に従って削除されるため、必要な内容を終了前に保存するよう公式が案内しています。
たとえばLP案の修正理由や、顧客から受けた色・文章の指摘がコメントにあるなら、完成ファイルだけを残しても判断の経緯は読み返せません。
採用した案と見送った理由を、制作物と同じ案件名の文書にまとめておくと引き継ぎに使えます。
移行するもの
別に保存するもの
制作資産ごとの扱いと、終了前の対応
| 対象 | 公式の扱い | 先にすること |
|---|---|---|
| 制作ルール | 移行できる | 対象を照合 |
| 既存の制作物 | 移行詳細待ち | 1件ずつ保存 |
| チャット コメント | 移行されない | 会話を別保存 |
| 公開リンク | 終了後に失効 | 送付先を把握 |
ここでいう制作ルールは、配色・書体・部品・配置をまとめたデザインシステムを指します。LP案や試作品などのプロジェクトとは別なので、ルールの移行が済んでも、個別の制作物まで移ったとは限りません。
出典: Anthropicヘルプセンター「スタンドアロン版Claude DesignからClaudeへの移行」 / Anthropicヘルプセンター「Claude Designでデザインシステムをセットアップする」
既存プロジェクトは終了まで単独サイトに残り、Claudeの一覧に最大60件表示されても、開く先は旧サイトです。プロジェクト移行の詳細は今後の案内待ちで、旧サイトの元データも終了後はデータ保持方針に従って削除されるため、見えていることを保存完了の証拠にせず、必要な成果物を確認しておきましょう。
Claude Designの終了前に進める保存と移行
作業を始めるなら、必要な会話を別に保存してから、制作ファイルとデザインシステムを確認する順が取りやすくなります。保存先や閲覧権限も合わせて決める考え方は、社内データの保全ルールにもまとめています。
制作ファイルはプロジェクトごとにZIPで保存する
公式ヘルプは、プロジェクト内の全ファイルをZIPでダウンロードする方法を案内しています。
ただし全件一括ではなく、プロジェクトを1件ずつ開いて保存する方式です。
- 旧サイトで保存したいプロジェクトを開く。
- 「共有」(Share)から「プロジェクトHTML」(Project HTML)を選ぶ。スライドデッキでは「その他の形式とアプリ」(More formats and apps)内を確認する。
- 「プロジェクトアーカイブ」(Project archive)を選択したまま「エクスポート」(Export)を押し、ZIPを案件別の保存先に置く。
このZIPは制作ファイルの保存用であり、チャットとコメントまで一緒に残せるとは案内されていません。
必要な履歴は別文書などに保存し、ZIPが開けるかも手元で確かめてください。
デザインシステムは移行結果まで確認する
デザインシステムの移行は、Claudeのアーティファクトページから始めます。バナーの「チームデザインシステムを移行」(Migrate team design systems)を選び、組織プランでは「移行」(Migrate)で確定した後、結果一覧で対象と所有者を照合します。ただし、組織のオーナーでない人の結果一覧に並ぶのは、自分がアクセスできるデザインシステムだけです。
バナーを閉じていた場合は右上のClaude Designメニューから選べますが、個人プランは確認画面なしで移行が始まるため、先に対象を見ておきましょう。空のシステムと組み込みスターターテーマ由来のシステムは対象外で、後者は編集済みでも移行されません。
出典: Anthropicヘルプセンター「スタンドアロン版Claude DesignからClaudeへの移行」
企業のClaude Design移行は共有範囲も確認
Team・Enterpriseでは、1回の移行で組織内の他の人のデザインシステムも対象になります。Claude Designを使える人なら開始できるため、担当者を決めてから進めると、社内での作業の重複を避けられます。
共有面では、非プライベートの公開デザインシステムは組織全員へ共有される点も確認対象です。個人プランではこの組織共有はありませんが、企業で顧客ごとのブランド資料を扱っているなら、移行結果と共有相手を照合しておくとよいでしょう。
移行のバナーが出ない、またはボタンが押せないときは、管理者が「Organization settings > Artifacts」でArtifactsとDesign systemsの設定を確認します。EnterpriseではDesign systemsが既定でオフです。また、カスタムロールを使う組織では各ロールにもDesign systemsの権限が必要で、デザインシステムを作った人のロールに含まれていないと、そのシステムは移行できません。
出典: Anthropicヘルプセンター「TeamプランおよびEnterpriseプランのArtifacts管理者ガイド」 / Anthropicヘルプセンター「スタンドアロン版Claude DesignからClaudeへの移行」
注意失敗理由はファイルと管理設定を分けて読む
容量・名前・ファイル形式の問題なら対象を編集できる人が修正し、機能の無効化や所有者の権限が原因なら管理者へ対応を依頼します。ZDR(ゼロデータ保持)の組織は移行できないため、終了前のダウンロードを進める案内です。
担当の退職や権限不足で止まる場合は、AIツールの権限棚卸しも参照できます。そのうえで移行の成否だけでなく、必要な担当者が移行先を開けるかまで確認すると、後日の引き継ぎ漏れを防ぎやすくなります。
また、旧プロジェクトの公開リンクは終了後に使えなくなります。顧客へ送ったURLと用途を控え、AIツールの期限管理台帳に担当者・保存先・渡し直す方法を残しておけば、社外への案内も準備できます。
FAQ
QClaude Designはいつまで使えますか?
AClaude Designの単独サイトは2026年12月14日の終了まで使えます。終了後はClaudeへ転送され、Claude内のデザイン機能は続きます。
QClaude Designの機能がすべて終わるのですか?
AClaude Designの終了対象は単独サイトです。Claude内では会話やアーティファクトタブからデザインを作れます。
QClaude Designのチャットとコメントは移行されますか?
A単独サイトのチャットとコメントは引き継がれません。終了後に保持方針に従って削除されるため、必要な内容を別に保存してください。
Q既存のClaude Designプロジェクトは自動移行されますか?
A既存プロジェクトの移行詳細は今後案内される予定です。アーティファクト一覧に表示されても、開く先は単独サイトであり、移行完了とは限りません。
QClaude Designの公開リンクは終了後も使えますか?
A単独サイトのプロジェクト公開リンクは終了後に使えなくなります。送付済みの相手と用途を把握し、代わりの渡し方を準備してください。
QClaude Designの全プロジェクトを一括保存できますか?
A公式が案内する保存方法はプロジェクトごとのZIP書き出しで、全件一括には対応していません。チャットとコメントは別に保存する必要があります。
終了前に会話の保存と移行結果を確かめる
Claude Designの単独サイト終了に向けては、会話の保存、制作物の保全、デザインシステムの移行結果を分けて確認すると、担当を割り振りやすくなります。まずは進行中の案件を開き、コメントに残った修正指示と、顧客へ送った公開リンクを控えるところから始めましょう。