Gemini Interactions API(ジェミニインタラクションズエーピーアイ)とは

Gemini Interactions APIとは、Gemini APIで会話の状態や実行手順をサーバー側に持たせ、長い処理や状態付きのアプリを作りやすくするAPIです。従来のgenerateContent APIのように毎回プロンプトと履歴をまとめて送る発想から、Interactionという作業単位をAPI側で管理する形に寄せています。チャットボットだけでなく、社内調査エージェントや業務ワークフローの土台として見ると理解しやすいでしょう。

英語表記: Gemini Interactions API
位置づけ: Google AI for Developersの公式ドキュメントで、2026年6月時点のGAとして案内されるGemini APIの新しい入口。

generateContent APIとの違い

generateContent APIは、入力を渡して結果を受け取る単発処理の感覚に近いAPIです。一方、Gemini Interactions APIは会話の状態、ツール実行の手順、バックグラウンド処理を扱いやすくします。たとえば、調査を依頼して、途中の実行ステップを追い、完了後に結果を受け取るような使い方です。社内ツールで見るべき点は、モデル性能そのものより「どの業務を途中経過込みで管理できるか」です。

業務導入で先に決めること

Interactions APIを使うと、エージェントが行った作業をInteractionとして残せます。便利な反面、会話ログや添付ファイル、実行結果の扱いを曖昧にすると、後で監査や削除対応が難しくなるでしょう。導入前に、保存する情報、削除権限、顧客情報を入れてよい範囲を決めておきます。API選定というより、業務プロセスとデータ管理の設計だと考えると判断しやすいです。

Topic便利な状態管理は保存ルールとセットで考える

Google公式ドキュメントでは、Interaction objectsは既定で保存され、Paid tierでは55日、Free tierでは1日保持されると説明されています。状態を覚えてくれるAPIは便利ですが、経営側から見ると「誰の会話が、どれだけ残るのか」も同じくらい重要です。会話を保存しない設定(store=false)や、後から削除できる仕組みの有無まで確認してから、社内利用のルールに落とし込むのが安全です。

Gemini Interactions APIに関するよくある質問

会話履歴を毎回アプリ側で組み立てる必要はありますか?
Interactionを使う設計では、状態管理をAPI側へ寄せられます。ただし、保存範囲や削除方針は自社ルールとして決めておく必要があります。
generateContent APIはもう使えないのですか?
Google公式ドキュメントではgenerateContentはlegacy APIとして説明されていますが、サポートは継続されています。新規開発ではInteractions APIを優先検討する、という整理が現実的です。
長い処理を裏側で進める場合の注意点は何ですか?
完了通知、失敗時の再実行、途中経過の見せ方を決めることです。利用者から見えない処理ほど、運用設計が品質に直結します。

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