OpenAI(オープンエーアイ)とは

OpenAIとは、ChatGPTGPTを生み出したアメリカのAI研究・開発組織です。2015年に設立され、「AGI(汎用人工知能)が人類全体に役立つようにする」という使命を掲げています。私たちがいま使っている対話型AIの多くは、この組織の研究から世に広まりました。生成AIの分野をリードする、中心的なプレイヤーの一つです。

OpenAIの組織・製品・モデルの関係と主な製品群を示す概念図

OpenAIの成り立ち

OpenAIは、2015年に非営利の組織として出発しました。サム・アルトマンやイーロン・マスクらが共同で立ち上げ、当初はAIの研究を広く開かれた形で進めることを掲げていたのが特徴です。その後2019年には営利の子会社をつくり、開発に欠かせない巨額の資金を集められる体制へ移ります。Microsoftが主要なパートナーとして大きく出資し、計算基盤のクラウドにもMicrosoftのAzureが使われてきました。非営利の理念から始まり、巨大な開発企業へと姿を変えてきた歩みがあります。

OpenAIの主な製品

OpenAIが手がける製品は、文章だけにとどまりません。代表格のChatGPTやGPTシリーズに加え、文章から画像をつくるDALL·E、動画を生成するSora、音声を文字に変えるWhisper、プログラミングを助けるCodexなど、扱う領域は幅広く広がっています。これらの多くはAPIという形でも提供され、企業が自社のサービスに組み込めるようになっているのも特徴。文章・画像・動画・音声と、生成AIのさまざまな入り口をそろえているのが強みです。

ChatGPT・GPTとの関係と「Open」の意味

混同しやすいので整理すると、OpenAIは開発する「会社」、ChatGPTはその「製品」、GPTは土台の「モデルです。ニュースでは3つがひとまとめに語られがちですが、指しているものはそれぞれ別物。もう一つ気をつけたいのが、社名の「Open」という言葉です。「Open」とあっても、先端のモデルを誰でも自由に使える形で無償公開しているわけではありません。設立当初は開かれた研究を掲げていましたが、いまは競争や安全への配慮から、中身の多くは公開されていません。名前の印象と実際の運用にはずれがあると知っておくと、誤解を避けられます。

Topic数日でCEOが解任され、そして戻ってきた2023年の騒動

2023年11月、OpenAIは大きな内紛を経験しました。取締役会が突然、CEOのサム・アルトマンを「信頼を欠く」として解任します。ところが従業員770人ほどのうち、およそ738人が「アルトマンを戻さなければ辞める」と署名し、会社は一気に揺れました。結局、解任からわずか数日後の11月21日にアルトマンは復帰し、入れ替わったのは取締役会のほうでした。時代をリードするAI企業も、舞台裏ではこれほど劇的な数日間を経ていたのです。

OpenAIに関するよくある質問

OpenAIとChatGPT、GPTの違いは?
OpenAIは開発する「会社」、ChatGPTはその「製品(サービス)」、GPTは土台となる「モデル」です。ニュースでは一緒に語られがちですが、指しているものはそれぞれ別物です。
OpenAIはどこの国の企業ですか?
アメリカのAI研究・開発組織です。2015年に非営利の組織として設立され、2019年に営利の子会社をつくりました。Microsoftが主要なパートナーとして大きく出資しています。
社名の「Open」は誰でも自由に使えるという意味ですか?
いいえ。先端のモデルを誰でも自由に使える形で無償公開しているわけではありません。設立当初は開かれた研究を掲げていましたが、いまは競争や安全への配慮から中身の多くは公開されていません。
OpenAIにはどんな製品がありますか?
ChatGPTやGPTシリーズに加え、画像をつくるDALL·E、動画のSora、音声を文字にするWhisper、プログラミングを助けるCodexなどがあり、多くはAPIとしても提供されています。