Jules(ジュールズ)とは
Julesとは、Googleが開発した、コードを自動で書いてくれるAIエージェントです。最大の特徴は「非同期」で動くこと。指示を出すと、人が画面の前で待っていなくても、AIが裏側で作業を進めて結果を返します。2024年12月にGoogle Labsの実験として登場し、2025年5月20日に誰でも試せる公開ベータ版になりました。
英語表記:Jules(提供:Google)
「非同期」で任せて待つ仕組み
多くのコーディング支援AIは、書いている隣でリアルタイムに候補を出す「補完役」です。Julesはそこが違い、仕事を丸ごと任せて結果を待つ形をとります。裏側ではGoogleの大規模言語モデルGemini 2.5 Proが頭脳として働き、クラウド上の安全な作業部屋(仮想マシン=借りた専用のコンピューター)でコードを読み込み、修正や機能追加を進めます。できあがった変更は人が確認してから取り込めるので、いきなり本番に反映される心配はありません。
GitHubと一体で動く
Julesは、ソースコードをためておくGitHub(コードの保管・共有サービス)と直接つながります。普段の開発の場で、作業を頼んだり、AIの計画を承認したり、感想を返したりできるのが利点でしょう。テストの作成、不具合の修正、古い部品の入れ替えといった、手間はかかるが定型的な作業を任せる使い方が想定されています。公開ベータの間は無料で試せますが、一度に頼める作業数などには上限があります。
Topic変更点を「音声」で報告してくれる
Julesのユニークな機能のひとつが、プロジェクトに加えた変更を音声の変更履歴(オーディオチェンジログ)としてまとめてくれることです。文字の差分を目で追う代わりに、ポッドキャストのように耳で聞いて「何がどう変わったか」を把握できます。コードの変更を音声で振り返るという発想は、開発ツールとしては珍しい切り口でしょう。
Julesに関するよくある質問
- Julesは世界中どこからでも使えますか?
- 2025年5月の公開ベータで、順番待ちなしに世界中から利用できるようになりました。個人のGoogleアカウントでログインして試せます。
- 同じGoogleのGemini CLIとは何が違いますか?
- Gemini CLIは自分のパソコンの黒い画面(ターミナル)で対話しながら使う道具です。一方のJulesはクラウド上で作業を任せて待つエージェントで、同じGoogle製でも関わり方が異なります。