Zhipu AI(ジープーエーアイ)とは

Zhipu AIとは、中国の名門・清華大学から生まれた、大規模言語モデル「GLM」を開発するAI企業です。中国を代表するAIの担い手の一つで、2025年からは海外向けに「Z.ai」の名でも知られるようになりました。

中国語表記:智譜AI / 国際ブランド名:Z.ai

清華大学発、中国の生成AIの最前線

Zhipu AIは2019年、中国トップクラスの理工系大学である清華大学の研究者らが設立しました。ChatGPTが世界に広まる前から大規模言語モデルに取り組み、いまでは中国の生成AI開発をリードする数社の一角に数えられます。学術研究を母体に持つ点が、同社の性格をよく表しているでしょう。

GLMを「誰でも使える形」で公開

主力は「GLM」と呼ばれる大規模言語モデルのシリーズです。特徴は、その多くを中身まで無償で公開している点でしょう。制限のゆるい条件で出されているため、世界中の開発者が自由に使ったり改良したりできます。手の内を明かさない欧米の一部企業とは対照的に、公開で仲間を増やす戦い方を選んでいます。

ビジネスでの意味:採用には地政学の視点も

性能が高く、しかも安く使えるモデルは魅力的でしょう。ただし、中国発という事情は無視できません。2025年には米国の規制リストに加えられた経緯があり、海外での扱いには不透明さも残ります。どこの国の、どんな立場の企業が作ったAIか。日本企業が重要な業務にAIを選ぶときは、性能や価格だけでなく、その点まで見ておきたいところです。

Topic大規模言語モデルの会社として「世界初の上場」

Zhipu AIは2026年1月、香港の株式市場に上場しました。報じられたところでは、大規模言語モデルを開発する企業としては世界で初めての上場とされます。生成AIの開発企業はまだ赤字が多く、上場にこぎつけた例はごくわずか。中国勢が資金調達の面でも一歩先んじた、象徴的な出来事といえるでしょう。

Zhipu AIに関するよくある質問

Zhipu AIとZ.aiは同じ会社ですか?
同じ会社です。2025年から、海外向けのブランド名としてZ.aiを使い始めました。
日本の企業が業務に使っても大丈夫ですか?
技術的には利用できますが、2025年に米国の規制リストに加わった経緯があります。重要な業務での採用は、地政学的な事情もふまえた慎重な判断が要ります。
DeepSeekなど中国の他のAIと何が違いますか?
いずれも中国の主要なAIですが、Zhipuは清華大学発という学術的な出自と、モデルを広く公開する姿勢が特徴です。

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