URLとは
URLとは、インターネット上にあるページやファイルの“住所”にあたる文字列のことです。ブラウザのアドレス欄に表示される「https://…」がそれにあたり、どこに何があるかと、そこへたどり着く方法を示します。正式名称はUniform Resource Locatorで、近年はAIがWebを読み取る入り口としても重要です。
URLの中身(構造)
URLは、いくつかの部品の組み合わせでできています。先頭の「https」が通信のやり方(プロトコル。仕様では「スキーム」と呼びます)、続く「ドメイン名」がどのコンピューターか、その後ろの「/ページの場所」がその中のどのページ・ファイルかを表します。住所で「国→市→番地」と絞り込んでいくのと似たしくみです。
AIとURLの関係
最近のAIアシスタントやAIエージェントは、与えられたURLを開いてWebページの中身を読み取り、要約や調べ物に使います。便利な反面、気をつけたい点もあるでしょう。悪意ある人が、URLの先のページに「AIへの隠し指示」を仕込み、AIをだます手口(間接的なプロンプトインジェクション)が知られています。URLは単なる住所ですが、AIが自動で読みに行く時代には、その中身の安全性も問われます。
Topic“//”はワークステーションからの借りもの
URLの構文を設計したのは、World Wide Webの生みの親ティム・バーナーズ=リー。最初のhttpのURLが動いたのは1990年の暮れで、正式な仕様がまとまったのは1994年12月のRFC 1738です(編者は彼とラリー・マシンター、マーク・マッケイルの3名)。では、あの「//(スラッシュ2つ)」はどこから来たのか。Apolloというワークステーションがネットワーク上のファイルを指すのに使っていた書き方を、そのまま借りたものだそうです。ホスト名を足すために必要になった目印で、仕様にも「ここから先はホスト名から始まる共通の書式だ」と示すためと書かれています。本人はW3Cのサイトで「いまとなってはこの構文が不格好なのが悔やまれる」と書き、ホスト名を逆順に並べるhttp:com/example/foo/bar/bazのような形のほうが良かった、とまで述べています。「//」を省ける理由も添えてあって、スキームを書かずに「//ホスト名/パス」と始める用法がほとんど使われなかったから、なのだとか。
URLに関するよくある質問
- URLとドメイン名は同じものですか?
- いいえ。ドメイン名はURLの一部です。URLは「https(通信のやり方)+ドメイン名(どのコンピューターか)+/ページの場所」という部品の組み合わせで、ドメイン名はそのうち「どのコンピューターか」を指す部分にあたります。
- URLのどこを見れば、実際につながる先が分かりますか?
- 「@」があるかどうかを先に見てください。仕様(RFC 1738)では、ホスト名の前に「ユーザー名:パスワード@」を書ける形が定められています。つまり「//」の直後に見える文字列が必ずしもつながる先ではなく、「@」があればその直後がホスト名です。見慣れた社名が「@」より前に置かれていたら、実際に開くのは別のサーバーということになります。