Udio(ユーディオ)とは
Udioとは、作りたい曲のイメージを文章で伝えると、歌声や演奏のついた曲を作ってくれる音楽生成AIのサービスです。米国のUncharted Labsが運営し、2024年4月に公開されました。2025年10月29日に曲のダウンロードが止められ、作った曲はサービスの中で聴いて共有する形に変わっています。
文章から曲を作り、リンクで聴いてもらう
「明るいポップス、夏、ピアノ中心」のように曲の雰囲気や歌詞のイメージを言葉で指定すると、歌声入りの曲が返ってきます。できた曲を先へ延ばしたり、作り変えたり、手持ちの曲を手本にして新しい曲を作ったりすることも可能です。
料金は、無料プランのほか、月あたり約10ドルのStandardと、約30ドルのProがあります(2026年10月時点)。
作った曲は、udio.comのリンクを送れば、Udioの利用者でない人にも聴いてもらえます。
作った曲は、仕事で使える?
2026年10月時点の利用規約を読むかぎり、Udioで作った曲を仕事に使うことはできません。
まず、曲のダウンロードが止められています。音声も動画もパートごとの音源も、有料プランを含めて対象です。
次に、作った曲を自分の端末に保存したり、YouTube、Instagram、TikTok、Spotifyといった外部のサービスに載せたりしないことを、規約が求めています。そのうえ、商用目的で使うことそのものも認められていません。
動画のBGMや店舗で流す曲を用意する道具としては、いまのUdioは選べないということです。
ダウンロードを止めた背景に、レコード会社との提携
Udioも、AIの学習に使った曲をめぐって訴えられた会社です。2024年6月24日、ユニバーサル、ソニー、ワーナーという大手レコード会社の3グループが、録音を無断で学習に使ったとして米国で提訴しました。
流れが変わったのは2025年10月29日です。Udioはユニバーサルと和解して提携し、許可を得た曲だけで学習させた新しい音楽サービスを2026年に始めると発表しました。11月19日には、ワーナーともライセンス契約を結んで訴訟を終わらせています。
ダウンロードの停止は、新しいサービスへ移るまでの措置として、同じ10月29日に始まりました。ユニバーサルの発表は、作った曲がサービスの外へ出ない状態を「壁に囲まれた庭」と呼んでいます。
新しいサービスの開始時期は「2026年」とだけ発表されていて、2026年10月12日に確認した時点でも、公式サイトの規約は移行期間のものでした。一方、ソニーとの訴訟は2026年10月時点でも続いていて、同社は2026年7月20日に2件目の訴えを起こしています。
Sunoとの違いは、曲を外へ持ち出せるかどうか
同じ音楽生成AIのSunoも、同じ日に同じ理由で訴えられました。ただ、その後の道は分かれています。
Sunoは、有料プランなら月ごとの上限つきで曲をダウンロードでき、その曲を商用利用できます。Udioは、どのプランでもダウンロードと商用利用ができません(どちらも2026年10月時点)。
作った曲を動画や店舗で使いたいのか、サービスの中で作って聴く体験を楽しみたいのか。選ぶ基準は、そこにあるでしょう。
TopicGoogle PlayにあるUdioのアプリは、公式のものではない
Udioの公式アプリは、2025年5月にApp Storeで公開されたiPhone向けだけです。ヘルプには、Android向けのアプリは出していないこと、グーグルのアプリストア(Google Play)で見かける「Udio」という名前のアプリは無許可のもので、入れるべきではないことが書かれています(2026年1月28日時点)。そうしたアプリは、Udioに保存した曲や契約とつながりません。安全な入口は、Webのudio.comと公式のiPhoneアプリの2つ。名前の知られたサービスほど、よく似たアプリに気をつけたいところです。
Udioに関するよくある質問
- Udioは、レコード会社に買収されたのですか?
- いいえ。Udioは、ワーナーとの提携を知らせる案内の中で、レコード会社に買われたのでも、所有されているのでもないと答えています。結んだのは、両社の曲を新しいモデルの学習に使い、所属するアーティストと協力するためのライセンス契約です。
- 無料プランでは、どこまで使えますか?
- 2026年10月時点の料金ページによると、無料プランで使えるのは1日10クレジット、月100クレジットまでです。クレジットは曲を作るたびに減っていく持ち点のことで、2分10秒の長さの曲は1日3回まで作れます。