ディープシークとは

ディープシークとは、中国のAI企業、およびその企業が開発する大規模言語モデル(LLM)です(英語表記:DeepSeek)。重みを公開するオープンウェイトモデルを出しているのが特徴で、MetaLlamaと同じく、誰でも入手して使えるAIの代表格の一つに数えられます。

主なモデルと歩み

ディープシークは、中国のヘッジファンド「High-Flyer(幻方)」の研究部門から分かれて2023年に生まれた会社です(正式名称は「深度求索」)。2024年12月にDeepSeek-V3、2025年1月にDeepSeek-R1を公開しました。R1は、じっくり考えてから答える「推論モデル」で、OpenAIo1に匹敵すると報告されています。2026年4月には後継のDeepSeek-V4も発表されました。これらのモデルは、一部の専門家だけを働かせるMixture of Experts(MoE)という効率的な仕組みを採用しています。

なぜ注目されたのか

最大の衝撃は、学習コストが格段に安いと公表した点でした。同社はV3の学習費用を約600万ドルと主張し、これは大手の高性能モデルと比べて桁違いに低い水準です。「AIに莫大な投資は必ずしも要らないのでは」という見方が広がり、市場に大きな波紋を呼びました。重みが公開されているため、企業が自前の環境で動かしやすい点も、データを外に出したくない用途で評価されています。

Topic「DeepSeekショック」とは何だったか

2025年1月、DeepSeekが低コストで高性能なモデルR1を公開すると、世界の株式市場が反応しました。AI向け半導体で最大手のエヌビディアの株価が、1日で約18%も下落したのです。1社の時価総額の下げ幅としては当時記録的で、のちに「DeepSeekショック」と呼ばれました。「AIは大金をかけないと作れない」という常識が、一社のオープンなモデルで揺らいだ出来事でした。

ディープシークに関するよくある質問

ディープシークはどこの国の企業ですか?オープンですか?
中国のAI企業で、ヘッジファンド「High-Flyer(幻方)」の研究部門から分かれて2023年に生まれました(正式名称は「深度求索」)。重みを公開するオープンウェイトのモデルを出しており、MetaのLlamaと同じく誰でも入手して自社環境で使えるAIの代表格の一つです。
ディープシークにはどんなモデルがありますか?
2024年12月にDeepSeek-V3、2025年1月に推論モデルのDeepSeek-R1、2026年4月に後継のDeepSeek-V4を公開しました。R1はじっくり考えてから答える推論モデルで、OpenAIのo1に匹敵すると報告されています。いずれもMixture of Experts(MoE)という効率的な仕組みを採用しています。
なぜディープシークは注目されたのですか?
学習コストが格段に安いと公表した点です。V3の学習費用を約600万ドルと主張し、大手の高性能モデルと比べて桁違いに低い水準で、「AIに莫大な投資は必ずしも要らないのでは」という見方が広がりました。
「DeepSeekショック」とは何ですか?
2025年1月の低コスト高性能モデルR1公開を受け、AI向け半導体最大手エヌビディアの株価が1日で約18%下落した出来事です。1社の時価総額の下げ幅としては当時記録的で、「AIは大金をかけないと作れない」という常識が一社のオープンなモデルで揺らぎました。