Llama(ラマ)とは

Llamaとは、Meta(旧Facebook)が開発する大規模言語モデルのシリーズです。最大の特徴は、AIの頭脳にあたる「重み」を公開し、開発者が自分の環境にダウンロードして使えるオープンウェイト」という提供方針にあります。中身を非公開にするGPTGeminiとは、対照的な立ち位置です。

中身を「公開する」AI

ChatGPTのGPTや、GoogleのGeminiは、モデルの中身を見せず、対話画面やAPIを通してのみ使う「クローズド」なAIです。これに対してLlamaは、学習済みのパラメータそのものを配布します。パラメータとは、AIの判断を支える膨大な数値の集まりのこと。これを手に入れた企業は、自社のサーバーでLlamaを動かし、社外にデータを出さずに使ったり、目的に合わせて手を加えたりできます。

「オープンソース」とは少し違う

注意したいのは、オープンウェイトがオープンソース」と完全に同じではない点です。重みは公開されていても、使ってよい範囲にルール(利用規約)の制約が設けられており、厳密な意味でのオープンソースとは区別されます。「無料で配られ、改変もしやすいが、何にでも自由に使えるわけではない」と捉えるのが正確でしょう。

Llamaは版を重ねてきました。2025年4月5日に公開された「Llama 4」では、少ない計算で効率よく動く設計が採られ、文章に加えて画像も扱えるよう作られています。無料で配られながら、世界中の商用サービスの土台として広く使われている点に、このシリーズの存在感があらわれています。

Topic動物の名前に見えて、実は頭文字の集まり

Llama(ラマ)は南米に住む動物の名前のようですが、もとは “Large Language Model Meta AI”(大規模言語モデル・メタAI)の頭文字をつなげた呼び名でした。初期は「LLaMA」と大文字交じりで書かれていたのが、その名残です。意味のほうから逆算して名前を組み立てる、こうした命名は「バックロニム」と呼ばれます。

Llamaに関するよくある質問

「Llama」という名前は動物のラマのことですか?
動物の名前のようですが、もとは "Large Language Model Meta AI"(大規模言語モデル・メタAI)の頭文字をつなげた呼び名でした。初期は「LLaMA」と大文字交じりで書かれていたのが、その名残です。意味のほうから逆算して名前を組み立てる、こうした命名は「バックロニム」と呼ばれます。
GPTやGeminiとの違いは?
GPTやGeminiは中身を非公開にし、対話画面やAPIを通してのみ使う「クローズド」なAIです。Llamaは学習済みのパラメータそのものを配布するため、自社のサーバーで動かしたり改良したりできます。
「オープンウェイト」はオープンソースと同じですか?
完全に同じではありません。重みは公開されていても、使ってよい範囲にルール(利用規約)の制約があり、厳密な意味でのオープンソースとは区別されます。