ブランドクエリフィルタとは
ブランドクエリフィルタとは、Google Search Consoleで、社名や商品名を含む検索と、それ以外の検索を分けて分析するためのフィルタです。指名検索と新規発見の検索を一緒に見てしまうと施策判断がぼやけるため、ブランドを知っている人と、まだ知らない人を分ける仕切りとして使う考え方です。
英語表記:Branded queries filter
何を分ける機能か
Googleは、ブランドクエリを「ブランド名、表記揺れ、誤字、ブランドに関連する製品やサービスを含む検索」と説明しました。たとえば会社名で探す人は、すでに一定の認知を持っている可能性が高い。一方、非ブランドクエリは、課題やカテゴリ名から新しく見つけてもらう入口です。
この2つを混ぜたまま平均掲載順位やCTRを見ると、ブランド認知による強さをコンテンツ施策の成果と取り違えかねません。ブランドクエリフィルタは、広告、SEO、生成AI検索インサイトの数字を読む前の下ごしらえです。ここを分けるだけで、施策の評価軸はかなり締まるはずです。
使える条件と注意点
Google公式ブログでは、2026年3月11日時点で対象条件を満たすサイトに利用可能になったと更新されました。ただし、URLパスやサブドメイン単位のプロパティでは使えず、十分なクエリ量と表示回数も必要になります。小規模サイトで見えないからといって、設定ミスとは限りません。
また、ブランド側の分類は単純なキーワード一致ではありません。GoogleはAIを用いた分類だと説明しました。つまり、自社が考えるブランド語リストと、Search Console側の分類は完全一致しない点に注意が必要です。経営報告では「Googleの分類による」と添えるのが安全でしょう。
Topicブランド名が入らなくてもブランド扱いになることがある
Google公式説明では、ブランド名そのものを含まない検索でも、サイト固有の商品やサービスを指していればブランドクエリに含まれる場合がある、という整理になっています。指名検索は「社名で検索された数」だけではない、という点が小さな落とし穴でしょう。
ブランドクエリフィルタに関するよくある質問
- 広告管理画面のブランド検索と同じ定義ですか?
- 同じとは限りません。Search Console側の分類はGoogle検索データ上の見え方であり、広告側のキャンペーン設計や自社の手動リストとはずれが出る前提で見てください。
- ブランドクエリが多いほどSEOは成功ですか?
- ブランド認知が強いサインの一つですが、新規発見の検索が伸びているかは別軸です。ブランドクエリと非ブランドクエリは分けて確認してください。
- 自社で作ったキーワードリストと数値が合わないのは問題ですか?
- 必ずしも問題ではありません。Google側はAIを用いた分類を使うため、自社の正規表現や手動リストとのずれを異常扱いしないでください。