LINE WORKSキャッチコールとは AIが代表電話の用件を聞き取る新サービス【10月19日正式提供・1年無料】
電話の用件が文字で届けば、作業を止めずに必要な連絡へ折り返せます。
LINE WORKSキャッチコールを自社の代表電話に使うなら、転送と通知、その後の担当をどう分けるとよいでしょうか?
LINE WORKSキャッチコールは、AIが代表電話の用件を聞き取り、文字と録音で知らせるサービスです。電話のたびに作業を止める負担を減らせますが、通知を読んで折り返す担当まで決まっているでしょうか。
LINE WORKS株式会社は2026年10月15日、10月19日から正式提供する予定と発表しました。今の番号で使う仕組みと、始める前に決めたい転送・通知・折り返しの分担を押さえておくと、自社に合うか判断しやすくなります。
LINE WORKSキャッチコールとは?代表電話をAIが一次受付
LINE WORKSキャッチコール(ラインワークスキャッチコール)は、代表番号への着信を転送し、AIが名前や用件、折り返し先などを聞き取る仕組みです。受け付けた内容はLINE WORKSのトークルーム、または指定のメールアドレスに届くため、人が全件の電話に出て伝言を作る手間を減らせます。
出典:LINE WORKS公式「AI電話受付サービス「LINE WORKSキャッチコール」を正式リリース、1年間無償で提供」(2026年10月15日)
要点正式提供は10月19日正午以降の予定
2026年10月17日時点で、製品ページは正式版と1年間無料キャンペーンの開始を10月19日正午以降の予定と案内しています。利用申込前に、その時点の受付状況と適用条件を確かめましょう。
このサービスが担うのは電話の一次受付から通知までで、商談の相談や問い合わせへの返答は、その通知を受け取る人が引き継ぎます。音声で応答するボイスボットを、まず伝言の受付に使うと考えると役割が見えてきます。
LINE WORKSキャッチコールでできること・できないこと
LINE WORKSキャッチコールでは、聞き取った内容がテキストと音声の両方で残るため、名前などが読み取りづらいときは録音に戻れます。音声を文章にする文字起こしAIに通じる働きですが、文章だけで相手の意図を決めつけず、必要な箇所を聞き直す運用が前提です。
その記録は受付履歴で確認でき、対応状況の記録やメモ、CSVへの書き出しもできます。用件が共有されても担当が決まらなければ折り返しは残るので、通知と対応管理を一緒に使うとよいでしょう。
キャッチコールが担う
人が引き継ぐ
一方、公式の機能案内では、予約・注文の受付、音声メニューによる振り分け、その場で担当者へつなぐ転送には対応していません。たとえば空き枠を調べて予約を確定する仕事まで必要なら、一次受付だけで目的を満たせるかを先に検討する必要があります。
出典:LINE WORKSキャッチコール公式製品ページ(機能・提供予定・よくある質問)
LINE WORKSキャッチコールを始める前に準備すること
LINE WORKSキャッチコールは、LINE WORKSを使っていない会社でも、メール通知と管理画面で利用できます。すでにLINE WORKSを使っているならトークルームで共有でき、公式案内ではFreeプランでも利用可能です。
どちらを選ぶ場合も、現在の代表番号を変えず、発行された番号へ転送する点は共通します。ただし、その発行番号は転送用なので、新たな公開連絡先として案内しないようにしましょう。
- 通知を受け取る人を決める。メールかLINE WORKSかを選び、確認担当と不在時の代理を決めます。
- AIの受付内容を設定する。発行番号を確認し、名乗り方・聞き取り項目・通知先を利用設定で整えます。
- 契約中の電話会社で転送を設定する。利用できる転送サービスと費用を確認し、発行番号を転送先に指定します。
- 社内の試験連絡で一連の流れを確かめる。聞き取り、通知、録音の確認から折り返しの担当決定まで通して試します。
ここで分けたいのは、いつ転送するかは電話会社側、転送後に何を聞くかはキャッチコール側という役割です。夜間・休日だけ、あるいは数回鳴ってから転送したい場合は、対応できる条件を電話会社へ尋ねてください。
いきなり全着信を切り替えるか迷う場合は、AIに電話の一次対応をどこまで任せるかを先に決めると、試す範囲を絞れます。電話会社や機器の条件を確かめず、すべての回線で同じ設定が使えると考えるのは避けましょう。
LINE WORKSキャッチコールの利用条件と1年無料の範囲
LINE WORKSキャッチコールの1年間無料キャンペーンは、契約開始日から1年間のサービス利用料金が対象です。公式製品ページでは、無償トライアルの後にキャンペーンへ申し込み、契約に進む流れが案内されています。
製品ページには「適用には条件があります」とも書かれているため、試用を始めただけで1年間無料になるとは限りません。申込時に最新条件と無料期間終了後の扱いを確認し、通常料金でも続けられるか見ておきましょう。
| プラン | 年間受付枠 | 通常月額(税別) |
|---|---|---|
| ライト | 1,800件 | 約8,900円 |
| スタンダード | 3,600件 | 約14,900円 |
| アドバンスト | 12,000件 | 約39,800円 |
3プランとも月ごとではなく年間の受付枠で、初期費用と利用人数による追加料金はありません。ただし、電話会社側の転送設定に関わる費用と転送通話料は別途発生し、契約枠を使い切ると電話受付が停止します。
出典:LINE WORKS公式コラム「電話転送のやり方を固定電話・スマホ別に解説!設定手順と料金・注意点まとめ」
注意トライアルと年間契約を分けて確認
利用規約では、トライアルが終了しても有償プランへ自動移行しません。一方、通常の年額契約は原則自動更新で、キャンペーン中の解約などは特別条件が優先されるため、申込時に契約期間と終了手続きを確かめておきましょう。
通知後の折り返しとデータ管理を決める
キャッチコールは24時間365日の一次受付に対応しますが、人の返答まで24時間対応になるわけではありません。たとえば夜に届いた問い合わせを翌朝誰が読むのかまで決めておくと、受付後に用件が残るのを防ぎやすくなります。
- 確認担当と代理を置き、通知を見る時間と折り返しの目安を社内で共有する。
- 対応状況を更新する人を決め、未対応の用件が残っていないか確かめる。
- 転送を解除・変更する担当を決め、受付枠超過や利用終了時に戻せるようにする。
この戻し方も必要なのは、AIの受付が停止しても、電話会社側の転送は自動で解除されないためです。通知や文字起こしにも完全性の保証はないので、急ぎの連絡経路や聞き取りづらい用件への対応は人が用意しておきます。
データについては、現行利用規約が、提供された通話データ等をAIの性能向上を目的とする機械学習や再学習などに使わないと定めています。それでも学習に使わないことだけで、社内の閲覧・共有まで安全になるわけではないため、録音や文章を見られるメンバーと、CSVを保存する人を絞る判断が欠かせません。
出典:LINE WORKSキャッチコールサービス利用規約(契約・受付停止・データの取扱い)
あわせて音声・文字データの保存期間と利用終了時の扱いを確認しておくと、記録を残す範囲も決められます。音声AIの受付と個人情報の注意点も踏まえ、聞く情報と閲覧者を増やしすぎない運用にしましょう。
よくある質問
QLINE WORKSキャッチコールの正式提供日はいつですか?
A公式発表では2026年10月19日から正式提供予定です。10月17日時点の製品ページは、正式版と1年間無料キャンペーンの開始を10月19日正午以降の予定と案内しています。
QLINE WORKSを契約していなくても使えますか?
Aメール通知と管理画面で利用できます。LINE WORKSへ通知する場合は別途その契約が必要で、公式製品ページではFreeプランでも利用できると案内されています。
Q今の代表電話番号のまま使えますか?
A現在の番号から、キャッチコールが発行する番号へ転送して利用します。電話会社側の転送サービスを確認し、発行番号は公開用の連絡先として使わないでください。
Q夜間だけ、または電話に出られないときだけ転送できますか?
A時間帯や無応答時の転送は、契約中の電話会社の機能と条件によります。キャッチコールの利用設定とは分けて、電話会社へ対応可否を確認してください。
Q予約受付や担当者への取り次ぎも任せられますか?
A公式製品ページでは、予約・注文の受付、音声メニューによる振り分け、その場で担当者へつなぐ転送には対応していません。受け取った用件を見て、人が折り返す運用になります。
Q1年間無料なら転送通話料もかかりませんか?
A電話会社側の転送設定に関わる費用と転送通話料は別途かかります。キャンペーンは申込条件があり、サービスの無料期間終了後は通常料金が発生します。
LINE WORKSキャッチコールは分担を決めてから試す
LINE WORKSキャッチコールを検討するなら、まず転送できる電話回線、通知先、折り返し担当を一緒に決めておきましょう。その分担を用意してから試せば、電話が鳴る負担を減らしながら、大切な用件に人が戻れるかを確かめられます。