MLOps(エムエルオプス)とは
MLOpsとは、機械学習モデルを「作って終わり」にせず、本番で安定して動かし続けるための運用の考え方・手法のことです。ソフトウェア開発で定着した「DevOps」の発想を、機械学習の世界に応用したものになります。
「作る」より「動かし続ける」が難しい
AIモデルは、配置したら完成というわけにはいきません。世の中のデータは時間とともに変わり、放っておくとモデルの精度はじわじわ落ちていきます。MLOpsは、データの準備・学習・テスト・配置・監視・再学習という一連の流れを、できるだけ自動化して回し続ける仕組みづくりを指します。通常のソフトとの大きな違いは、コードだけでなく「データ」と「モデル」も管理対象になる点です。
PoC止まりを実務へ根づかせる土台
経営の視点では、試作(PoC)止まりになりがちなAIを実務に根づかせ、投資を成果につなげるための土台がMLOpsです。多くの企業はモデルを試作できても、本番運用の段階でつまずくと言われます。その溝を埋め、AIを継続的に価値へ変える役割を担います。
TopicAIシステムの中で「AIのコード」は氷山の一角
関連用語
MLOpsに関するよくある質問
- MLOpsは普通のソフト開発の運用(DevOps)と何が違うのですか?
- MLOpsはDevOpsの発想を機械学習に応用したものですが、コードだけでなく「データ」と「モデル」も管理対象になる点が大きく違います。世の中のデータは時間とともに変わり、放っておくとモデルの精度がじわじわ落ちるため、データ準備・学習・配置・監視・再学習を自動で回し続けます。
- なぜMLOpsが経営で重要なのですか?
- 試作(PoC)止まりになりがちなAIを実務に根づかせ、投資を成果につなげる土台になるからです。多くの企業はモデルを試作できても本番運用でつまずくと言われ、その溝を埋める役割を担います。
- AIシステムで「AIのコード」が占める割合は大きいのですか?
- 意外に小さいです。2015年のGoogleの有名な論文では、現実のAIシステムのうちAIのコードそのものはごく一部で、大半はデータ収集・配信・監視といった周辺の仕組みが占めると指摘されました。賢いモデルは氷山の一角で、それを支える地道な運用が本番で効きます。