Sarvam AIとは

Sarvam AIとは、インドのベンガルール(バンガロール)を拠点に、インドの多様な言語に対応する大規模言語モデル(LLM)を開発するAI企業です。サンスクリット語で「すべて」を意味する社名のとおり、英語に偏りがちな生成AIの世界で、インドの人々が自分の言葉でAIを使えるようにすることを目指しています。

インドの「主権AI」を担う企業

Sarvam AIは2023年8月、インド工科大学(IIT)系の研究で言語AIに取り組んできた研究者2人が設立しました。最大の特徴は、インドで公式に認められた22の言語に対応すること。ヒンディー語やタミル語など、地域ごとに大きく異なる言葉で読み書きできるよう設計されています。2025年4月には、インド政府のAI国家プロジェクト「IndiaAI Mission」に選ばれ、国産の基盤モデルづくりを任される存在になりました。

ビジネスでの意味

勢いは投資にも表れています。近年は大型の資金調達を実現し、企業価値を大きく高めています。未上場ながら高い評価を受ける企業「ユニコーン」の一つに数えられるまでに成長しました。Sarvam AIが映すのは、14億人超の人口を抱えるインドが、自国の言語と文化に根ざしたAIを自前で持とうとする動きです。AIの主役が、米中の巨大企業だけではないと感じさせる一社ではないでしょうか。

Topic創業者は、インドの「デジタル国家基盤」を築いた一人

共同創業者のVivek Raghavan(ヴィヴェック・ラガヴァン)氏は、インドの巨大なデジタル基盤づくりに関わってきた人物です。国民一人ひとりに番号を割り振る世界最大級の生体認証ID「Aadhaar(アドハー)」や、スマホ送金の仕組み「UPI」の構築に携わりました。国のデジタルの土台を支えた人が、次はAIの土台づくりに挑んでいるわけです。

Sarvam AIに関するよくある質問

Sarvam AIは英語中心の海外モデルと何が違いますか?
インドの言語を主役に置いている点です。一つの文にヒンディー語と英語が混ざるような、インド特有の書き方にも対応できるよう作られています。
Sarvam AIのモデルは無料で使えますか?
2026年に重みを公開したオープンソースのモデルを出しており、誰でも入手して使えます。インドの言葉でサービスを作りたい開発者に向いています。

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