GPT Store(ジーピーティーストア)とは
GPT Storeとは、利用者が作ったカスタムGPT(特定の目的に合わせて設定したChatGPT)を探して使える、ChatGPTの中の公開の場です。OpenAIが2024年1月10日に開設しました。スマホのアプリストアのAI版、と考えると分かりやすいでしょう。
英語表記:GPT Store(提供:OpenAI)
カスタムGPTそのものが、2026年12月11日に提供終了する予定です。終了日を過ぎると、カスタムGPTにも、そのページにもアクセスできなくなる、と公式ヘルプは説明しています(2026年10月時点)。ストアに並ぶ中身がなくなる、ということです。
何が並び、どう探すのか
開設時の発表によると、ストアにはOpenAIの提携先や利用者が作ったカスタムGPTが並び、文章作成、リサーチ、プログラミング、教育、ライフスタイルといった分野ごとに探せます。人気のものや伸びているものが分かるランキングもあり、役に立つものをOpenAIが毎週取り上げる、という仕組みでした。
開設の予告は2023年11月の発表文にあり、時期は「今月末」とされていました。実際に開いたのは、翌年の1月10日です。当初の対象は有料のPlus・Team・Enterpriseの利用者でしたが、2026年10月時点では、ログインしていれば無料プランでもカスタムGPTと会話できます。
いま、誰が公開できる?
2026年10月時点で、個人向けのプラン(Free・Go・Plus・Pro)からは、新しいカスタムGPTを作ることも、ストアへ公開することもできません。公開の道が残っているのは、法人・教育機関向けのBusiness・Enterprise・Eduです。それも、ワークスペースの設定と権限が認めている場合に限られます。
公開には条件もあり、作り手の名前か、所有を確認できたWebサイトを示す「ビルダープロフィール」を求められることがあります。公開の前に、規約に沿っているかの確認が入る点も押さえておきましょう。
提供終了のあと、公開の場はどうなる?
作ったカスタムGPTを後継の「プラグイン」へ移しても、公開の設定は引き継がれません。移した先のプラグインは非公開の状態で作られ、これまでの利用者が自動で使えるようにもならない仕組みです。広く公開するには、プラグインとして別に申請する手続きが要ります。
プラグインを探す場所は「プラグインディレクトリ」と呼ばれ、公開のもの、自社のワークスペースのもの、自分で作ったものに分けて表示されます。一部に付いているのが、OpenAIが品質や信頼性を確認した印(OpenAI Verified)です。ただし、その印は自社でのプライバシーやセキュリティの審査の代わりにはならない、と公式ヘルプは断っています。
Topic開店の日に発表された「300万」は、作られた数だった
GPT Storeの話でよく引かれるのが、300万という数字です。出どころは2024年1月10日の発表文で、そこには、発表から2か月で「既に300万を超えるカスタムChatGPTが作成されています」とあります。数えているのは作られた数で、ストアに並んだ数ではありません。同じ発表文は、ストアに載せるには「全員」向けに保存する必要があり、リンクを知っている人だけに見せる設定ではストアに表示されない、とも説明しています。自分用や社内用に作られたものは、300万には入っていても、店頭には出ていなかったことになります。
GPT Storeに関するよくある質問
- GPT Storeで使ったカスタムGPTの作り手に、会話の内容は見られますか?
- 見られません。OpenAIの公式ヘルプは、カスタムGPTの作り手は利用者一人ひとりの会話を見られないと説明しています。ただし、外部のサービスとつながるカスタムGPTでは、入力の一部がその外部サービスへ送られることがあり、その先でのデータの扱いをOpenAIは監査も管理もしていません。
- ストアに公開されているカスタムGPTは、OpenAIの審査を受けていますか?
- 受けています。開設時の発表によると、OpenAIは規約に沿っているかを確かめる審査の仕組みを設けており、自動の審査と人による審査の両方があります。利用者が問題のあるものを通報することもできます。