GB300 NVL72とは

GB300 NVL72とは、72基のNVIDIA Blackwell Ultra GPUと36基のGrace CPUを1つの液冷ラックに統合した、大規模AI向けのラックスケール計算基盤です。「1台のGPU」ではなく、CPU、メモリ、高速通信、スイッチ、冷却までをひとまとめにした設備です。

英語表記:NVIDIA GB300 NVL72

72基のGPUを1台の巨大な計算機として使う

大きなAIモデルは、1基のGPUメモリに収まらず、複数のGPUで分担します。GB300 NVL72はNVLinkで72基を高速接続し、個々の机で別々に作業するのではなく、大きな共同作業台を囲むように計算させます。ラック全体で大容量のCPUメモリとGPUメモリを備え、一般的なPCの延長ではなく、AI専用の設備一式として捉えるべき規模です。

Blackwell Ultraとの違い

Blackwell UltraはGPU世代とプラットフォームの名前です。GB300 NVL72はそのGPUを使った具体的なラック構成。「Blackwell Ultra」は世代、「GB300 NVL72」は設備の単位と分けると、性能比較の対象を間違えません。

調達前に建物側の条件を確かめる

2026年7月時点で公式ページは提供中としています。ただし、導入にはチップ以外の条件が前提。電力容量、液冷設備、床荷重、搬入経路、保守空間、専門人材を先に確認します。サーバー価格より建物改修と運用費が意思決定を左右することもあるでしょう。自社で持つ案とクラウド経由で使う案を同じ利用量で比べます。

Topic37TBの高速メモリはほぼ二分される

GB300 NVL72の高速メモリはラック合計37TB。内訳はGPU側が20TB、CPU側が17TBで、ほぼ二分されています。GPUだけでなく、CPUが扱うデータにも大きな作業空間を割いている構成です。

GB300 NVL72に関するよくある質問

GB300 NVL72はどのようなAI業務に向きますか?
非常に大きなAIモデルの学習、追加学習、大量利用者向けの推論を自社運用する事業者向けです。
既存のデータセンターにそのまま搬入できますか?
必ずしもできません。大容量の電力、液冷、床荷重、搬入経路、保守空間がラックの要件に合うかを事前に調査します。
GB300 NVL72をクラウド経由で使う選択肢はありますか?
パートナーのクラウドやコロケーションで利用できる場合があります。提供地域、契約期間、専有性、データの持ち出し条件を個別に確認します。

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