Intel Gaudiとは

Intel Gaudiとは、半導体大手Intelが手がける、AI学習推論を担うデータセンター向けの専用チップ(AIアクセラレータです。もともとはイスラエルのスタートアップHabana Labsが開発した技術で、Intelが2019年に買収して自社の製品に育てました。NVIDIAのGPUが大半を占めるAIチップ市場へ、「コスパ重視の対抗馬」として挑む位置づけになります。

どんなチップなのか

2024年に発表された最新世代のGaudi 3は、AIの処理に効く性能を一通り備えています。128GBの大容量メモリを積み、AIの計算を1秒あたり膨大な回数こなす設計です。難しい数値はさておき、ねらいははっきりしています。同じ予算でどれだけAIを動かせるか、つまり価格に対する性能の高さで勝負するという考え方でしょう。性能の頂点を競うより、導入コストの現実味で選ばれることをめざしたチップだと見ると分かりやすいかもしれません。

いまどういう立ち位置か

注意したいのは、現在地です。Gaudi 3はGaudiシリーズの最終世代とされ、今後はGPUと統合していく計画が示されています。ところがその統合先についても、市場の反応を踏まえて方針が揺れていると報じられており、IntelのAIチップ戦略はなお流動的。だからこそ、Gaudiを「いま一番のおすすめ」と単純に語るのは早いのです。AIチップは世代交代も方針転換も速い分野。導入を検討するなら、その時点の最新ロードマップを確かめる姿勢が欠かせません。

Topicチップの名は、スペインの芸術家から

「Gaudi」という名前は、スペインの建築家アントニ・ガウディに由来します。開発元のHabana Labsは、AIチップにスペインの芸術家の名を付ける習わしがあり、推論用のチップには画家にちなんだ「Goya(ゴヤ)」という名前を使っていました。サグラダ・ファミリアの建築家と最先端のAIチップが同じ名前というのは、技術一色になりがちな半導体の世界で、ちょっと粋な遊び心といえるでしょう。

Intel Gaudiに関するよくある質問

Intel Gaudiは個人や中小企業でも使えますか?
データセンター向けの業務用チップで、主にクラウド事業者や大企業・研究機関が使います。一部のクラウドサービス経由で利用できる場合があり、チップ単体を個人で導入するものではありません。
NVIDIA向けに作ったAIを、Intel Gaudiでそのまま動かせますか?
そのままとは限りません。チップごとに対応するソフトの仕組みが異なるため、動かしているプログラムによっては移行のための対応作業が必要になります。

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