エンティティ抽出AIとは
エンティティ抽出AIとは、文章や会話から人名、会社名、商品名、日時、場所、金額、番号などの具体情報を取り出すAI機能です。問い合わせ文の中から業務処理に必要な値だけを拾う役割を持ちます。
目的と値を分けて扱う
たとえば「来週の大阪店の予約を変更したい」という文では、意図認識AIが「予約変更」という目的を判断します。一方で、エンティティ抽出AIは「来週」「大阪店」のような詳細情報を取り出す役割です。
この分担があると、バーチャルエージェントは聞き返すべき項目を判断しやすくなります。何をしたいかと、どの値で処理するかを分けることで、会話を業務システムにつなぎやすい構成です。
抽出結果は確認が必要
抽出した値は便利ですが、聞き間違い、表記ゆれ、同名の店舗や商品で誤りが出ます。予約日、金額、住所、契約番号のような重要情報は、確認画面や復唱を入れる設計が欠かせません。
また、抽出対象には個人情報が含まれることがあります。個人情報検出AIと合わせて、保存してよい項目、伏せる項目、担当者だけが見る項目を分けると、ナレッジ候補提示AIや検索にも安全に使いやすくなるでしょう。
Topic固有名詞以外も抽出対象になる
AWS Comprehendの公式説明では、人物や場所だけでなく、日付、数量、電話番号、URLなどもエンティティの例に含まれます。抽出対象は名前だけではありません。
エンティティ抽出AIに関するよくある質問
- エンティティ抽出AIはすべての固有名詞を正しく拾えますか?
- 完全ではありません。略称、聞き間違い、社内だけで使う商品名は外れやすいため、辞書や確認ルールを足す運用が必要です。
- 抽出した情報はどの業務に使えますか?
- 問い合わせ分類、予約変更、顧客管理への転記、検索条件の自動入力などに使えます。ただし重要情報は人の確認を残します。