DeepMind(ディープマインド)とは

DeepMindとは、Googleの傘下にあるAI研究所です。2010年にロンドンで生まれ、2014年にGoogleが買収しました。囲碁AI「AlphaGo」や、タンパク質の形を予測する「AlphaFold」といった成果で世界に名を知られています。今はGoogle DeepMindとして、対話AIGeminiも開発している、AI研究の最前線にいる組織です。

ゲームから科学まで、難問を解いてきた研究所

DeepMindの名を一躍有名にしたのが、囲碁AIAlphaGoです。2016年、世界トップ級の棋士に勝利しました。囲碁は打ち手の組み合わせが膨大で、コンピュータには難しいとされてきただけに、この勝利は大きな衝撃を与えたものです。ChatGPTが広く知られるようになる、6年ほど前の出来事でした。その後はタンパク質の立体構造を予測するAlphaFoldなど、ゲームを超えて科学の難問へと挑戦の場を広げていきました。

Googleとの関係

ここで整理しておきたいのが、DeepMindとGoogleの関係です。DeepMindはもともと英国の独立した会社で、後にGoogleの一員になった研究所にあたります。2023年にはGoogle社内の別のAI部門と統合し、Google DeepMindという体制になりました。私たちが使うGeminiも、ここで開発されています。「Google」と一括りにせず、その中核を担うAI研究所だと捉えるとわかりやすいでしょう。

TopicゲームAIの研究所から、ノーベル賞が生まれた

2024年10月、DeepMindの共同創業者デミス・ハサビス氏が、ノーベル化学賞を受賞しました。受賞理由は、AI「AlphaFold」によるタンパク質の構造予測です。タンパク質がどんな形に折りたたまれるかは、長年の難問で、創薬や生命科学の鍵を握るテーマでした。囲碁ゲームで腕を磨いたAIの研究所が、やがて科学の根本問題を解き、その中心人物が化学賞を手にする。AIが研究のスピードそのものを変えつつあることを、よく示す出来事です。

DeepMindに関するよくある質問

DeepMindとGoogleはどんな関係ですか?
DeepMindはもともと英国の独立した会社で、2014年にGoogleの一員になりました。2023年にはGoogle社内の別のAI部門と統合し、Google DeepMindという体制になっています。「Google」と一括りにせず、その中核を担うAI研究所だと捉えると分かりやすいでしょう。
DeepMindはどんな成果を上げてきましたか?
2016年に囲碁AI「AlphaGo」が世界トップ級の棋士に勝利し、その後はタンパク質の立体構造を予測するAlphaFoldなど科学の難問にも挑みました。2024年10月には共同創業者のデミス・ハサビス氏がAlphaFoldの成果でノーベル化学賞を受賞しています。
私たちが使うGeminiもDeepMindが作っているのですか?
はい。2023年にGoogle社内の別のAI部門と統合してGoogle DeepMindとなり、対話AIのGeminiもここで開発されています。囲碁AIや科学の難問を解いてきた研究所が、いまの生成AIの中核も担っています。