XCONとは
XCONとは、DECのVAXコンピュータの注文構成を支援した、代表的なエキスパートシステムです。別名R1とも呼ばれます。顧客の要望に合わせて、必要な部品や構成をルールで選び、複雑な注文ミスを減らすための業務システムでした。
正式表記:XCON(Expert Configurer)
別名:R1
「詳しい担当者の判断」をルール化した事例
当時のコンピュータ販売では、本体、周辺機器、ケーブル、ソフトウェアの組み合わせが複雑でした。XCONは、専門家が頭の中で行っていた構成判断を知識ベースに入れ、推論エンジンで順に当てはめる設計です。AIが人の専門判断を業務プロセスに組み込んだ、古典的な成功例と見られます。プロダクションシステム型のルールを多数扱うため、ルール追加や保守の大変さも同時に見えてくるでしょう。
TopicAIブームを「業務の現場」に連れてきた
XCONが面白いのは、研究室のデモではなく、注文構成というかなり泥くさい業務に入った点です。古典AIの価値は、会話のうまさではなく、専門家のチェックリストを業務に埋め込むことにもあったとわかる事例です。
関連用語
XCONに関するよくある質問
- XCONはなぜ有名なのですか?
- エキスパートシステムが実際の業務で使われた代表例だからです。複雑なコンピュータ構成を専門家のルールで支援し、AIを研究室から業務現場へ近づけた事例として語られます。
- XCONは現在のAIチャットボットと同じですか?
- 同じではありません。XCONは会話文を生成するAIではなく、部品構成のルールを順に当てはめる業務支援システムです。判断の根拠をルールとして持つ点が特徴です。