Cometとは
Cometとは、検索AIで知られるPerplexity(パープレキシティ)社が開発した、AIを組み込んだウェブブラウザです。ページを表示するだけでなく、AIが内容を要約したり、メール送信や商品購入といった操作まで代わりに進めたりできるのが特徴。こうした「自分で動くブラウザ」はエージェント型ブラウザと呼ばれます。2025年7月9日にパソコン向け(Windows・Mac)が公開されました。
英語表記:Comet(提供:Perplexity)
ふつうのブラウザと何が違うか
ChromeやSafariは、人がリンクをたどって情報を探す道具です。では、Cometは何が新しいのか。CometはそこにPerplexityの対話型AIを組み込み、「調べて」「まとめて」「やっておいて」と頼める形にしました。土台にはChromeと同じChromium(ブラウザの中身を作るオープンソースの基盤)を使っているため、見た目や使い勝手はChromeに近く、乗り換えのハードルは低めです。
便利さの裏にあるリスク
AIが操作を代行する分、気をつけたい点もあります。悪意ある仕掛けをページに仕込み、AIをだまして個人情報を引き出そうとする手口(CometJackingと名付けられた弱点)が研究者から指摘されました。AIに任せきりにせず、何をさせているかを把握しておく姿勢が要るでしょう。便利さとリスクの両方を見て使い分けたいところ。
Topic有料会員の特典が、数か月で無料開放された
Cometは登場した当初、Perplexityの有料の上位会員だけが使える特典でした。ところが2025年10月には、誰でも無料でダウンロードできるように方針が変わっています。AIを組み込んだブラウザの主導権を奪い合う競争は激しく、囲い込みよりも利用者の数を優先する判断が働いたとみられます。
Cometに関するよくある質問
- Cometを使うとPerplexityの検索しか使えませんか?
- いいえ。Cometはふつうのブラウザとして好きなサイトを開けます。そこにPerplexityのAIが加わる形で、検索の入り口だけを置き換える道具ではありません。
- スマートフォンでも使えますか?
- はい。先にパソコン向けが公開され、その後AndroidスマートフォンやiPhoneにもCometが広がりました。