Preferred Networks(プリファードネットワークス)とは

Preferred Networksとは、ディープラーニング(深層学習)の技術を製造業などの産業分野へ応用する、日本発のAI企業です。略称はPFN。海外の大手が目立つAI業界で、日本を代表するAI企業の一つに数えられます。

略称:PFN / 正式名称:株式会社Preferred Networks

2014年創業、日本の深層学習をけん引

Preferred Networksは2014年、西川徹氏と岡野原大輔氏らが設立しました。ChatGPTが世に出るよりずっと前から、深層学習を現実の産業へ役立てることに取り組んできた会社です。とりわけ、工場の機械やロボット、自動運転など、実物の機械とAIを結びつける分野に強みを持ちます。トヨタやファナックといった日本のものづくり企業との結びつきが深いのも特徴でしょう。

自社でAIチップまで作る技術力

PFNの際立った点は、AIを動かすための専用チップ「MN-Core(エムエヌコア)」まで自前で設計していることです。AIの計算には大量の電力がかかりますが、このチップを積んだスパコンは2020年、省エネ性能の世界ランキングで1位になりました。なぜそこまで自前にこだわるのでしょうか。多くの企業が外国製の半導体に頼るなか、計算の土台から自分たちで作れることは、簡単にまねできない強みです。

国産の大規模言語モデルPLaMo

近年は、独自の大規模言語モデルPLaMo(プラモ)」も開発しています。日本語と英語の両方で高い性能を示すとされ、データを海外のサービスに預けたくない企業や官公庁にとって、国内で完結する選択肢になりえます。AIの調達を海外勢だけに頼らずに済む、いわば足元の供給元。AIを誰から買うかを考えるとき、知っておきたい一社です。

Topic自作チップで「省エネ性能・世界一」をとった

AIの計算は電気を大量に食うため、「どれだけ少ない電力で計算できるか」も重要な勝負どころです。PFNは自社開発のチップMN-Coreを積んだスパコンで、2020年の省エネ性能ランキング「Green500」で世界1位を獲得しました。半導体を海外に頼りがちな日本で、計算の心臓部から自前で作って世界の頂点に立った、珍しい例といえるでしょう。

Preferred Networksに関するよくある質問

個人でもPFNのAIを使えますか?
PFNは主に企業や研究機関、産業向けに技術を提供しており、個人が日常的に使う身近なアプリが主軸ではありません。研究用に公開されたモデルもあります。
海外のAI企業と何が違いますか?
日本国内で研究開発し、製造業など日本の産業現場との結びつきが強い点です。AI用の専用チップを自社で設計するなど、計算の土台から手がけているのも特徴です。
PLaMoはどんな場面で役立ちますか?
日本語に強い国産の大規模言語モデルとして、海外のサービスに預けたくない情報を扱う企業や官公庁に向く選択肢です。データを国内で完結させたい場面で検討されます。

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