Frontier Model Forum(フロンティアモデルフォーラム)とは

Frontier Model Forumとは、最先端の大規模AIモデルを開発する大手企業が、その安全な開発のためのベストプラクティスを共有し、AI安全の研究を進めるために設けた業界団体です。2023年7月に設立されました。「フロンティアモデル」は、いま存在する最も高度なAIの能力を超えるような大規模モデルを指します。

どんな団体か

設立したのはAnthropicGoogleMicrosoftOpenAIの4社で、その後2024年5月にAmazonとMetaが加わり6社体制になりました。主な狙いは、危険性の高い最先端モデルをどう安全に開発・運用するかの知見を持ち寄ること、安全研究を後押しすること、そして政策立案者や研究機関と対話することです。設立まもなく1000万ドルを超える「AI安全基金(AI Safety Fund)」も立ち上げ、安全研究への資金提供を始めました。

規制とどう違うのか

ここを取り違えないことが大切です。Frontier Model Forumは、政府が課す規制やルールではなく、AIを開発する企業が自主的に作った業界団体です。法的な拘束力を持つものではなく、EU AI法NIST AI RMFのような公的な枠組みとは性質が異なります。むしろ、G7の広島AIプロセスなど政府側の取り組みを補完する立場に立ちます。「この団体に入れば安全のお墨付きが得られる」という認定制度でもありません。あくまで、競合する企業同士が安全という一点で知見を持ち寄る場、という位置づけです。

Topicライバル同士が「安全」で横並びになった

面白いのは、ふだんは激しく競い合うAIの主要プレイヤーが、安全分野では同じテーブルに着いた点です。2023年7月の設立はAnthropic・Google・Microsoft・OpenAIの4社でしたが、約10か月後の2024年5月にAmazonとMetaも合流し、最先端AIを手がける主要企業がほぼ顔をそろえる珍しい構図になりました。さらに設立直後の安全基金には、企業だけでなく元GoogleのCEOエリック・シュミットや、AIのリスク論で知られるSkype共同創業者ヤーン・タリンといった著名な個人も名を連ねています。

Frontier Model Forumに関するよくある質問

Frontier Model Forumは政府の規制ですか?
いいえ。政府が課す規制ではなく、AIを開発する企業が自主的に作った業界団体です。法的拘束力はなく、EU AI法やNIST AI RMFのような公的な枠組みとは性質が異なり、G7の広島AIプロセスなど政府側の取り組みを補完する立場です。「入れば安全のお墨付き」という認定制度でもありません。
どんな企業が参加していますか?
2023年7月にAnthropic・Google・Microsoft・OpenAIの4社が設立し、2024年5月にAmazonとMetaが加わり6社体制になりました。危険性の高い最先端モデルを安全に開発・運用する知見を持ち寄り、安全研究を後押しし、政策立案者と対話することを狙いとしています。
具体的にどんな活動をしているのですか?
設立まもなく1000万ドルを超える「AI安全基金(AI Safety Fund)」を立ち上げ、安全研究への資金提供を始めました。この基金には企業だけでなく、元GoogleのCEOエリック・シュミットやSkype共同創業者ヤーン・タリンといった著名な個人も名を連ねています。