PaLM(パーム)とは

PaLMとは、Googleが開発した大規模言語モデルで、2022年4月に発表されたものです。Pathways Language Modelの略で、5,400億という当時としては非常に多くのパラメータAIの賢さを支える無数の調整つまみ)を持つことで注目を集めました。

Googleのモデル系譜での位置づけ

PaLMは、Googleの言語モデルの歴史をたどるうえで一里塚となる存在です。対話特化のLaMDAの後に登場し、2023年5月には後継のPaLM 2、その先は現在のGeminiへと引き継がれていきました。つまりPaLMは、いま新たに使うモデルというより、Geminiに至る重要な前世代と位置づけるのが正確でしょう。AIモデルの世代交代の速さがうかがえます。

何ができたのか

PaLMは文章生成や翻訳に加え、複数の手順を踏む推論思考の連鎖=Chain-of-Thought)と組み合わせると、算数の文章題などで高い性能を見せました。経営の視点では、PaLM単体をいまから導入する場面は少ないものの、現在のGeminiがどんな積み重ねの上に立っているかを知る手がかりになります。

Topicジョークの「面白さ」を説明したAI

PaLMが話題をさらった理由の一つが、ユーモアの理解でした。PaLMは、与えられたジョークが「なぜ面白いのか」を、言葉で順序立てて説明してみせたのです。笑いの裏にある言葉遊びや前提を読み解くのは、答えの丸暗記では難しく、文脈をくみ取る力の表れとされました。AIが「お約束」や「ひねり」を理解しつつあることを示した、印象的な一例だといえます。

PaLMに関するよくある質問

PaLMは今も使われているのですか?
いまから新たに使うモデルというより、現在のGeminiに至る重要な前世代です。対話特化のLaMDAの後に2022年4月に登場し、2023年5月に後継のPaLM 2、その先はGeminiへ引き継がれました。AIモデルの世代交代の速さがうかがえます。
PaLMは何がすごかったのですか?
5,400億という当時として非常に多くのパラメータ(賢さを支える調整つまみ)を持ち、思考の連鎖(Chain-of-Thought)と組み合わせると算数の文章題などで高い性能を見せました。話題をさらった一つが、与えられたジョークが「なぜ面白いのか」を順序立てて説明してみせたことです。
ジョークを説明できると何がすごいのですか?
笑いの裏にある言葉遊びや前提を読み解くのは、答えの丸暗記では難しく、文脈をくみ取る力の表れとされたためです。AIが「お約束」や「ひねり」を理解しつつあることを示した、印象的な一例でした。