NVIDIA NeMoとは

NVIDIA NeMoとは、NVIDIA社が提供する、AIモデルを作り・育て・運用するための開発ツール一式(フレームワーク)です。もともとは2019年に公開された、音声や言語を扱うAIを作るための無料の道具箱でした。いまは、大規模言語モデルAIエージェントを企業向けに開発・改良する基盤へと役割を広げています。

英語表記:NVIDIA NeMo(NeMoは「Neural Modules」の略)

作る・整える・改良するをひと続きで支える

NeMoの役割は大きく3つ。AIモデルやエージェントを作る、本番で使えるように整える、使いながら改良する。この一連の流れを、部品の集まりとして支えます。たとえば学習データを掃除する道具、性能を測る道具、ファインチューニング(既存モデルを自社の用途に合わせて微調整すること)の道具、AIの出力に歯止めをかけるガードレール(暴走や不適切な回答を防ぐ仕組み)などが含まれます。

「すぐ動かす箱」ではなく「作り込む工房」

同じNVIDIAのNVIDIA NIMが「学習済みモデルをすぐ動かす箱」だとすれば、NeMoはモデルそのものを作り込み、磨きあげる工房に近い役割です。多くの部分が無料で公開されており、研究者や開発者が自由に使える点も特徴でしょう。企業が独自のAIを一から育てたいとき、その土台として選ばれます。

Topic名前は「ニューラル・モジュール」から来ている

NeMoという名前はNeural Modules(ニューラル・モジュール)の略です。AIモデルを、小さな部品(モジュール)を組み合わせて作る。そんなレゴのような発想が名前の由来になっています。最初に公開されたのはChatGPT登場(2022年11月)より前の2019年で、当時は音声認識や翻訳など「話し言葉のAI」を手早く作る道具として注目されました。

NVIDIA NeMoに関するよくある質問

NVIDIA NeMoは無料で使えますか?
中核部分はオープンソースとして公開されており、無料で研究や開発に使えます。企業向けには、有償のサポートや追加機能を含むNVIDIA AI Enterpriseも用意されています。
プログラミングの知識がなくても使えますか?
NeMoはAIモデルを自分で作る開発者向けの道具で、技術的な知識が前提になります。完成したAIをそのまま利用したい場合は、別の形のサービスのほうが向きます。

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