エージェントスクリプトとは
エージェントスクリプトとは、Agentforceで作るAI担当者に、どの順番で案内し、どの条件で処理を止めるかを教えるための設計用言語です。文章で柔軟に考えさせる部分と、必ず守る業務ルールを分けて書けます。AIの会話を、会社の業務手順に沿って動かしやすくする役割です。
英語表記:Agent Script
文章の指示だけに任せないための設計
Agent Scriptでは、条件分岐(条件で道を分ける書き方)、変数(一時的に値を入れる箱)、実行内容の選択、サブエージェントへの移動などを定義できます。たとえば「注文金額が一定以上なら送料無料を案内する」のような業務ルールを、AIの自由な判断だけにせず書き込める形です。2026年4月以降、topics(会話テーマ)はsubagents(小さなAI担当者)と呼ばれるという名称変更も公式ドキュメントに記載されています。
これは開発者だけの道具ではありません。Canvas view(ブロックで見る画面)では分かりやすい部品として表示され、Script view(文字で直接編集する画面)では細かな条件を直接編集できます。業務部門が意図を確認し、開発者が細部を詰める橋渡し役を担います。一方で、条件が増えすぎると保守が難しくなる点には注意しなければなりません。
Topic会話AIにも台本ではなく設計図がいる
Agent Scriptは、AIの返答を一字一句固定する台本ではありません。文章で考えさせる部分と、必ず守る業務ルールを同じ流れに置くための設計図です。人間の新人研修で「自由に対応してよい範囲」と「必ず確認する条件」を分けるのに似ています。
エージェントスクリプトに関するよくある質問
- Agent Scriptはプログラマーだけが使うものですか?
- 直接スクリプトを書く場面は開発者向けですが、Canvas viewではブロックとして確認できます。業務部門が意図を確認し、開発者が条件や変数を詰める使い方が考えられます。
- Agent Scriptを使うとAIの回答は完全に固定されますか?
- 完全に固定するものではありません。文章による指示で柔軟に対応させる部分と、条件分岐や業務ルールで決める部分を組み合わせ、予測しやすい動きに近づけるための仕組みです。