DALL·E(ダリ)とは
DALL·Eとは、文章で指示した内容をもとに画像を作り出す、OpenAIが開発した画像生成AIのことです。「ラッパを吹く宇宙飛行士の猫」のように言葉で伝えると、それらしい絵を描いてくれます。最初のDALL·Eが発表されたのは2021年1月。文章から画像を生む生成AIの先がけとして広く知られました。
注意したいのは時期の感覚です。DALL·Eの登場(2021年1月)は、ChatGPTが公開されて話題になる2022年11月よりも前のこと。「画像をつくるAI」は、世間が生成AIに沸くより前から動き始めていました。
DALL·Eの歩み
DALL·Eは世代を重ねて進化しています。2021年に初代、2022年にDALL·E 2、2023年9月にDALL·E 3が登場し、DALL·E 3はChatGPTに組み込まれて、対話しながら絵を頼めるようになりました。仕組みの面では、大量の「画像と説明文の組み合わせ」を学習し、文章の意味に合う絵を少しずつ形づくっていく方式が使われています。
現在の位置づけ
DALL·Eは、その役割を後継へと引き継いでいます。2025年11月にDALL·Eの提供終了が告知され、開発者向けの専用窓口(API)は2026年5月12日に停止。画像生成の主役は、GPT Imageと呼ばれる新しいモデル群へ移りました。いまのChatGPTで絵を頼むと、内部ではこの新しいモデルが動いています。DALL·Eという名前は、生成AIブームの初期を語るうえで欠かせない一つの節目として記憶される存在になりつつあります。
そのため、これから画像生成を使うなら、DALL·E単体を前提にせず、後継のGPT Image系が現行である点を踏まえて選ぶのが安全です。過去の記事や情報には「DALL·Eで生成」と書かれたものも多く残っていますが、土台のモデルは入れ替わっていると考えておくとよいでしょう。
Topic名前は「画家」と「ロボット」の合わせ技
DALL·Eというちょっと不思議な名前には、由来があります。スペインの画家サルバドール・ダリと、ピクサーのアニメに出てくるロボット「WALL·E(ウォーリー)」を掛け合わせた造語です。芸術家の名前で「絵を描くこと」を、ロボットの名前で「AIらしさ」を表したネーミング。読み方も画家にちなんで「ダリ」とされています。中央の点(・)はWALL·Eの表記をなぞったもので、見た目にも遊び心が効いています。
DALL·Eに関するよくある質問
- DALL·EはChatGPTより後にできたのですか?
- いいえ、前です。最初のDALL·Eは2021年1月の発表で、ChatGPTが話題になった2022年11月より前のこと。「画像をつくるAI」は世間が生成AIに沸くより前から動き始めていました。その後2022年にDALL·E 2、2023年9月にDALL·E 3が登場し、DALL·E 3はChatGPTに組み込まれました。
- DALL·Eは今も使えますか?
- 2025年11月に提供終了が告知され、開発者向けのAPIは2026年5月12日に停止されました。画像生成の主役はGPT Imageと呼ばれる新しいモデル群へ移り、いまのChatGPTで絵を頼むと内部ではこの新モデルが動いています。
- 「DALL·E」という名前の由来は?
- 画家サルバドール・ダリと、ピクサーのロボット「WALL·E」を掛け合わせた造語です。芸術家の名で「絵を描くこと」を、ロボットの名で「AIらしさ」を表しており、読み方も画家にちなんで「ダリ」とされています。