Amazon Qとは

Amazon Qとは、Amazon Web Services(AWS)が提供する、仕事の中で使う生成AIアシスタントです。社内のデータや業務システムとつなぎ、質問に答えたり資料の下書きを作ったりする「AIの相棒」を目指したサービスで、2023年11月28日にプレビュー版が発表されました。用途によって、開発者を助ける版と一般の業務を助ける版のふたつに分かれます。

英語表記:Amazon Q(提供:Amazon Web Services/AWS)

開発者向けと業務向け、ふたつの版

Amazon Qは用途で大きく2つに分かれます。Amazon Q Developerは、コードを書く・テストする・不具合を直すといったソフト開発を手伝う版。Amazon Q Businessは、社内の文書や業務ツールにつなぎ、社員の「あの件はどうなっている?」にすぐ答える版です。後者は25種類以上の業務ツールと接続でき、あちこちに散らばった情報を横断して探せます。どちらもAWS上で動くので、クラウド資源の管理や最適化まで相談できるのが持ち味でしょう。

GitHub CopilotなどコーディングAIとの違い

コードを書く部分だけ見ると、GitHub Copilotのようなコーディング支援AIと役割が重なります。では、両者は何が違うのか。Amazon Qの特徴は、開発だけでなく業務全体の生成AIアシスタントをひとつのブランドにまとめたところにあります。とくにAmazon Q Businessは、コード補完というより「社内データに答える検索アシスタント」に近い性格。相手にするものが違うと捉えると、すっきり整理できるでしょう。

経営の現場では、問い合わせ対応・社内ナレッジの検索・資料の下書きといった、人手と時間のかかる作業の下支えに向きます。料金は利用する版や機能で変わり、業務版は1人あたり月額約20ドル(2026年6月時点)からの体系です。

Topicかつての単独サービスが、Qに吸収された

Amazon Q Developerの中には、もともとAmazon CodeWhispererという別名の単独サービスがありました。コード補完に特化したこの製品は、2024年にAmazon Qブランドへ統合され、名前を畳んでQ Developerの一機能になっています。生成AIの競争は速く、製品ブランドそのものが短期間で再編されていく様子がうかがえる一例でしょう。

Amazon Qに関するよくある質問

Amazon Qは、ChatGPTのような対話AIと同じものですか?
入力に応答する点は似ていますが、Amazon Qは企業の業務やAWS環境に組み込んで使う、組織向けのアシスタントとして設計されています。個人がブラウザで使うチャットサービスとは想定する使い方が異なります。
エンジニアでなくても役立ちますか?
はい。営業や管理部門などコードを書かない職種でも、必要な書類を探したり、社内ルールや申請の手順を調べたりする目的で活用できます。

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