Batch API(バッチエーピーアイ)とは
Batch APIとは、OpenAI APIへの大量リクエストをまとめて送り、あとから結果を受け取るための非同期処理機能です。すぐ返答が必要なチャットではなく、夜間集計や一括分類のような処理に向いています。
その場で返さず、まとめて処理する
通常のAPI呼び出しは、1件送って1件の結果を待つ形です。Batch APIは、処理したい内容をJSONLという1行1リクエストのファイルにまとめ、OpenAI側で順番に処理してもらいます。
人が画面の前で待つ処理ではなく、裏側で大量データを片づける処理です。たとえば過去の問い合わせ分類、商品説明の整形、社内文書のタグ付けなどで使いやすいでしょう。
レスポンシズAPIとの関係
Batch APIは、モデルそのものの名前ではありません。レスポンシズAPIなどで行う処理を、大量にまとめて投げるための実行方法です。
この違いを誤解すると、「Batch APIという別のAIがある」と見えてしまいます。実際には、使うモデルや指示は別に決め、実行の仕方だけを一括処理にすると捉える方が正確でしょう。
経営判断で見るポイント
Batch APIは、リアルタイム性より処理量を優先する場面で効きます。カスタマーサポートの過去ログを分類する、商品マスタを整える、レビューを要約する、といった「今すぐ返さなくてよいが件数が多い」作業に合います。
一方、顧客との会話画面や営業担当の即時支援には向きません。待てる処理か、待てない処理かを先に分けると、通常APIとBatch APIの使い分けが決めやすくなります。
Topiccustom_idは受付番号のようなもの
OpenAI Docsでは、Batch APIの各リクエストにcustom_idを付ける例が示されています。処理結果が戻ったとき、元の注文番号や問い合わせIDと照合するための受付番号に近い役割です。
Batch APIに関するよくある質問
- Batch APIはチャットボットにも向いていますか?
- 顧客が返答を待っているチャット画面には向きません。過去データの分類や要約のように、あとで結果を受け取ればよい処理に向いています。
- Batch APIを使うと通常のOpenAI APIと別のモデルになりますか?
- 別のモデルになるわけではありません。使うモデルや指示は別に指定し、そのリクエストを一括で処理する実行方法だと考えると分かりやすいです。