エージェンティックシステムオブワークとは

エージェンティックシステムオブワークとは、複数のAIエージェントや業務ツールを組み合わせ、計画・実行・確認・修正までを一連の仕事として進める仕組みです。単体のAIチャットに質問する段階を越え、業務プロセスそのものをAIエージェント前提で組み直す考え方といえます。

英語表記:Agentic Systems of Work

質問に答えるAIから、仕事を進める仕組みへ

これまで多くの生成AI活用は、文章作成や調査のような単発タスクでした。エージェンティックシステムオブワークでは、目標を分解するAI、作業するAI、結果を確認するAI、既存システムへ反映するツールがつながります。人間が毎回細かく指示しなくても、一定の流れを進められる状態が目標です。

ただし、AIエージェントに任せる範囲が広がるほど、エージェントコントロールプレーンAIガバナンスが重要になります。自律的に動く範囲と、人間が承認する範囲を分けなければ、便利さとリスクが同時に増えるでしょう。

経営での使いどころ

注目すべき業務は、部門をまたぎ、手戻りが多く、担当者の頭の中で調整されている仕事です。たとえば、問い合わせ対応から請求確認、営業フォローまでがつながる業務なら、どのAIが何を判断し、どこで人が止めるかを設計する価値があります。

最初から全自動を狙う必要はありません。まずはAIが計画案を出し、人が承認し、別のAIが作業するような半自動の流れから始めると現実的です。自動化ではなく、仕事の組み替えとして見ることが大切になります。

TopicAIにも「プランナー」と「ワーカー」が分かれ始めている

Microsoftは、エージェンティックな仕事の仕組みを、目標を分解するプランナーと、割り当てられた作業を実行するワーカーの組み合わせとして説明しています。AIを一人の万能社員として見るより、役割分担するチームとして見るほうが実務に近づくでしょう。

エージェンティックシステムオブワークに関するよくある質問

エージェンティックシステムオブワークはAIエージェントと何が違いますか?
AIエージェントは個々の実行主体を指すことが多く、エージェンティックシステムオブワークは複数のエージェント、ツール、承認フローを組み合わせた仕事全体の仕組みを指します。
エージェンティックシステムオブワークは全自動化を意味しますか?
全自動化とは限りません。AIが計画や下処理を担い、人間が承認や例外判断を行う半自動の形も含みます。むしろ最初はそのほうが安全です。

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