データストアエージェントとは

データストアエージェントとは、Dialogflow CXなどの会話AIで、Webサイトやアップロード文書などのデータストアを参照しながら回答を生成する仕組みです。固定FAQだけで答えるのではなく、会社が用意した資料を根拠に会話するAIとして使われます。

社内資料やWeb情報を参照する会話AI

Google Cloudの公式ドキュメントでは、Dialogflow CXのdata store handlersは、Webサイトやアップロード済みデータに基づいて大規模言語モデルが回答を生成する仕組みと説明されています。シート上の用語名はデータストアエージェントですが、公式にはdata store handlerという呼び方です。

この仕組みは、RAGに近い考え方です。AIに自由に答えさせるのではなく、参照してよい文書やサイトを指定し、その範囲から回答を作らせます。社内規程、製品マニュアル、ヘルプページ、問い合わせFAQなどを使うと、担当者が毎回探していた情報を会話形式で返す用途に向きます。

正確性を保つための確認点

データストアを使うからといって、回答が常に正しいとは限りません。元データが古い、表現が曖昧、複数ページで内容が矛盾している場合、AIの回答も不安定になります。導入時は、参照データの管理者、更新頻度、出典表示、回答できない場合の逃がし方を決めてください。

特に顧客向けの問い合わせ対応では、AIの回答に出典や根拠を表示できるかが重要です。Googleの公式ドキュメントでも、response customizationやsources、grounding confidenceなど、回答の根拠や信頼度に関わる項目が説明されています。社内利用から始めて、ログを見ながら公開範囲を広げるほうが安全です。

Topicデータを入れてもすぐ答えられるとは限らない

Google Cloudの公式ドキュメントでは、最初のデータストアが問い合わせ可能になるまで最大15分、新しいコンテンツの反映に最大4時間かかる場合があると説明されています。最新情報を扱うAIでは、データ更新の時間差も運用設計に入れる必要があります。

データストアエージェントに関するよくある質問

古いPDFを残したまま使うとどうなりますか?
古い内容を根拠にした回答が出る可能性があります。公開前に、参照対象の棚卸し、版管理、削除ルールを決めておくことが重要です。
公開サイトに置けない資料も参照させられますか?
技術的に扱える場合でも、権限管理と機密区分の確認が先です。顧客向けAIに社内限定資料を混ぜると、意図しない情報開示につながります。

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