チャットボットとは
チャットボットとは、人と文字や音声で会話するように受け答えするソフトウェアです。問い合わせ窓口の自動応答や、メッセージアプリ上の案内役などでおなじみの仕組み。質問を入力すると、それらしい返事が返ってくる対話の形をとります。ChatGPTのような対話型AIも、広い意味ではチャットボットの一種です。
昔ながらの自動応答と、今のAI型
ひとくちにチャットボットと言っても、中身は時代で大きく変わってきました。かつての主流は、あらかじめ決めた質問と答えを結びつけておき、決まり文句を返すルール型です。今では大規模言語モデルを使い、その場で文章を作り出すAI型が広がっています。前者は台本どおり、後者はその都度考えて返す、という違いがあると捉えるとわかりやすいでしょう。
ここで気をつけたいのは、チャットボットはChatGPTが登場してから生まれた新しい技術ではない、という点です。最初のチャットボットが作られたのは、なんと1966年。ChatGPTが世に広まる半世紀以上も前から、人と会話するプログラムの研究は続けられてきました。
Topic世界初のチャットボットは、おしゃべりなセラピストだった
1966年、マサチューセッツ工科大学の研究者が作った「ELIZA(イライザ)」が、最初の本格的なチャットボットとされています。相手の言葉を一部おうむ返しにするだけの単純なプログラムでしたが、心理カウンセラーのような口ぶりが評判を呼び、多くの人が本気で悩みを打ち明けたと言われます。作者はむしろ「機械が理解しているという思い込みは危うい」と示すつもりでした。人がAIに心を重ねてしまう傾向は、半世紀以上前から知られていたのです。
チャットボットに関するよくある質問
- チャットボットはChatGPT以降の新しい技術ですか?
- いいえ。最初の本格的なチャットボットは1966年にMITで作られた「ELIZA」とされ、半世紀以上の歴史があります。人と会話するプログラムの研究は、ChatGPTが世に広まるはるか前から続けられてきました。
- 昔のチャットボットと今のAI型の違いは?
- かつての主流は、あらかじめ決めた質問と答えを結びつけて決まり文句を返すルール型でした。今は大規模言語モデルを使い、その場で文章を作り出すAI型が広がっています。前者は台本どおり、後者はその都度考えて返します。
- 世界初のチャットボット「ELIZA」はどんなものでしたか?
- 相手の言葉を一部おうむ返しにするだけの単純なプログラムでしたが、心理カウンセラーのような口ぶりが評判を呼び、多くの人が本気で悩みを打ち明けたといいます。作者はむしろ「機械が理解しているという思い込みは危うい」と示すつもりでした。人がAIに心を重ねる傾向は半世紀以上前から知られていたのです。