Synthesia(シンセシア)とは
Synthesiaとは、文章を入力するだけで、人物が話す動画を自動で作れるAIアバター動画サービスです。ChatGPTが広まるより前の2017年に英国で設立され、撮影も出演者もなしに「話す動画」を量産できる仕組みで広がりました。
撮影なしで「話す動画」を量産
使い方はこうです。あらかじめ用意されたAIの登場人物(アバター)を選び、話させたい原稿を打ち込むと、その人物が原稿を読み上げる動画が出来上がります。カメラもスタジオも要りません。2025年時点で約140の言語に対応し、同じ内容を多言語へ展開したり、口の動きを音声に合わせて吹き替えたりもできます。
研修や社内マニュアルの動画化に強い
とくに伸びているのが、従業員研修、操作マニュアル、多言語の社内連絡といった用途です。文章で作っていた手順書を、そのまま動画に置き換えられます。実際、フォーチュン100社の約9割が利用しているとされ、大企業の現場に深く入り込んでいるのが分かるでしょう。一方で、本人の同意なく顔や声を使うなりすまし(ディープフェイク)のリスクもあり、同社は無断利用を禁じ審査を強めています。
TopicAdobeの「約30億ドル買収」を断った会社
Synthesiaは、画像・動画編集大手Adobeからの約30億ドル(時点の評価額)とされる買収提案を断ったと報じられました。その後さらに高い評価額で資金を調達し、独立路線を選んでいます。大手の傘下に入らず単独で勝負する判断に、この分野の勢いがうかがえるのではないでしょうか。
Synthesiaに関するよくある質問
- Synthesiaは日本語の動画も作れますか?
- 作れます。約140の言語に対応しており、日本語を含む多言語で同じ内容の動画を展開できます。海外拠点向けの研修動画などに向いています。
- HeyGenのようなアバター動画サービスと何が違いますか?
- どちらも話す人物の動画を作れますが、Synthesiaは多言語の研修や社内動画など法人利用に強い英国発のサービスとして知られています。狙う場面で選び分けます。
- 自分の顔をアバターにして使えますか?
- 本人の許可を得たうえで、自分のアバターを作ることもできます。ただし同意のないなりすましは禁止されており、誰の顔を使うかの確認が前提になります。