Windsurf(ウィンドサーフ)とは

Windsurfとは、AIエージェントを組み込んだソフトウェア開発用のエディタ(AI内蔵のIDE)です。Codeium(コーディアム)社が2024年11月に公開し、人気の無料エディタ「VS Code」を土台にしています。中心となるのは「Cascade(カスケード)」と呼ぶエージェントで、書きかけのコードを補うだけでなく、指示した作業を自分で進めてくれるのが持ち味です。

Cascadeが文脈をたどって動く

Cascadeの特徴は、プロジェクト全体の文脈をたどりながら作業するところにあります。複数のファイルにまたがる修正や、ターミナル(文字入力で操作する画面)でのコマンド実行をまとめて進められるため、「この機能を足して」といった大まかな指示から、作業の流れごと任せられます。CursorClineと同じように、補完から自律的な実行までを1つのエディタで扱えるのが、この世代のAIエディタに共通する形でしょう。

いまは「Devin Desktop」に

Windsurfをめぐる状況は、2025年に大きく動きました。AIエンジニアDevinを手がけるCognition(コグニション)が、2025年7月14日にWindsurfを買収。現在は製品名が「Devin Desktop」へ改称され、windsurf.comを開くとDevin Desktopの案内に切り替わります。これまでのプランや設定は引き継がれ、JetBrains(別系統の開発ツール)向けのWindsurfは引き続き提供されています。「最新のWindsurf」を探すなら、Devin Desktopを見るのが正解でしょう。

ビジネスでの位置づけ

買収の時点で、Windsurfは年間約8,200万ドルの売上(ARR=継続課金の年換算売上)と、350社を超える法人顧客を抱えていたと公表されています(2025年時点)。AIエディタが企業の開発現場に広く入り込んでいたことがうかがえるでしょう。導入を考えるなら、製品がDevin Desktopとして続いている点を踏まえ、最新の名称と提供条件を公式で確認するのが安全です。

Topic大手が奪い合った末の、週末スピード決着

WindsurfがCognitionに渡るまでの経緯は、なかなか劇的でした。報道によると、まずOpenAIによる約30億ドルの買収提案が期限切れになり、その直後にGoogle約24億ドルでCEOら経営陣を引き抜いたとされます。残された会社を、Devinを持つCognitionが2025年7月に買収。金曜夕方の初回通話から月曜朝の合意まで、ほぼ週末だけで決まったと伝えられています。AIをめぐる人材と技術の争奪が、いかに激しいかが伝わる話でしょう。

Windsurfに関するよくある質問

水上スポーツのウィンドサーフィンと関係がありますか?
綴りは同じですが関係はありません。ここではCodeium社が開発し、現在はDevin Desktopとなったソフトウェア開発用エディタの製品名を指します。
Windsurf(Devin Desktop)は無料で使えますか?
無料で試せる枠と有料プランが用意されています。買収後も従来のプランや価格は引き継がれるとされますが、料金は変わることがあるため、最新の条件は公式で確認してください。
Windsurfはもともとどんな会社が作ったのですか?
AIのコード補完サービスで知られるCodeium社(旧Exafunction)が開発しました。創業者はVarun MohanとDouglas Chenの2人です。

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