ISO/IEC 42007とは

ISO/IEC 42007とは、AIシステムの適合性評価スキームを設計・運用するための、細部の判定基準ではなく制度全体の骨組みを示す国際規格案です。AIを何に照らして、誰が、どの手順で評価するかという制度側の設計が主題。2026年8月11日時点ではDIS(Draft International Standard=国際規格案)の段階で、発行済みの国際規格ではありません。

英語表記:Information technology — Artificial intelligence — High-level framework and guidance for the development of conformity assessment schemes for AI systems

AIの評価制度を組み立てる側の手引き

適合性評価は、製品や仕組みが定められた要求を満たすか確かめる活動です。ISO/IEC 42007は、AIシステム向けの評価制度をどう構成し、運用するかを扱い、認証スキームも対象に含みます。ただし、この文書自体が個別のAI製品を合格・認証するわけではありません。

42001、42006との役割を分けて読む

ISO/IEC 42001は、組織がAIを管理するためのマネジメントシステム規格です。ISO/IEC 42006は、そのマネジメントシステムを監査・認証する機関への要求事項を定めます。42007が扱うのは、AIシステムそのものを対象にした適合性評価スキームの設計という別の層。

調達先から「42007認証済み」と説明されたら、規格番号だけで判断しないでください。認証対象、評価基準、認証機関、証明書、発行時点の規格ステージを確認します。DISは内容が固まりつつあるものの、正式発行まで変わる可能性もある段階です。

Topic規格番号があっても発行済みとは限らない

ISOの文書には、検討中の段階でも規格番号が付いています。ISO/IEC 42007が置かれているDISは、各国の標準化団体へ案を回して意見を聞く照会段階です。営業資料に番号が載っていても、発行済みか、何を認証したのかを分けて確認する必要があります。

ISO/IEC 42007に関するよくある質問

ISO/IEC 42007は誰が開発していますか?
AIの国際標準化を担当するISO/IEC JTC 1/SC 42が開発しています。規格ページで委員会と進行段階を確認できます。
ISO/IEC 42007に日本語の正式名称はありますか?
2026年8月11日時点で公定の日本語名称は確認できません。契約や資料では英語原名と文書段階のDISを併記すると誤認を減らせます。
DISの後は必ずそのまま国際規格になりますか?
必ず同じ内容で発行されるとは限りません。投票やコメントを経て文書が進むため、採用時にはISOの規格ページで最新版を確認します。

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