OECD AI原則とは

OECD AI原則とは、OECD(経済協力開発機構)が2019年5月に採択した、信頼できるAIのための国際的な原則のことです。各国政府が足並みをそろえて合意した、世界初の政府間のAI標準として知られています。

何を定めているのか

これは拘束力のある法律ではなく、AIを開発・活用するうえで各国が共有すべき価値観を示した「原則・勧告」です。掲げる5つの価値は、包摂的な成長、人権と民主主義的価値(公平性・プライバシー)、透明性と説明可能性、堅牢性と安全性、アカウンタビリティ(説明責任)。AIが社会に害を与えず、人を中心に役立つことを目指しています。

どれくらい広がっているのか

OECD AI原則には、EUや米国、日本を含む47の国・地域が賛同しています(ブラジルやシンガポールなど非加盟国も含みます)。多くの国や国際機関が、自国のAIルールづくりの土台に採り入れてきました。2024年5月には、生成AIの広がりなど新しい状況に合わせて内容が改定されています。

TopicAIの国際ルールの「出発点」は2019年だった

AIのルールというと、近年のEU AI法などが思い浮かぶかもしれません。けれども、国どうしが足並みをそろえた最初のAIの取り決めは、2019年のOECD AI原則でした。同じ2019年には、これを土台にした原則がG20でも採択されています。ChatGPTのブームが来る前から、AIをどう扱うかの国際的な議論は始まっていたわけです。

OECD AI原則に関するよくある質問

AIの国際的なルールは、いつから始まったのですか?
国どうしが足並みをそろえた最初のAIの取り決めが、2019年5月のOECD AI原則でした。同じ2019年には、これを土台にした原則がG20でも採択されています。近年のEU AI法が思い浮かびがちですが、ChatGPTのブームが来る前から国際的な議論は始まっていました。
OECD AI原則は法律ですか?
いいえ、拘束力のある法律ではなく、各国が共有すべき価値観を示した「原則・勧告」です。包摂的な成長、人権と民主主義的価値、透明性と説明可能性、堅牢性と安全性、アカウンタビリティ(説明責任)の5つの価値を掲げています。
OECD AI原則はどれくらい広がっていますか?
EUや米国、日本を含む47の国・地域が賛同しており(非加盟国も含みます)、多くの国が自国のAIルールづくりの土台に採り入れてきました。2024年5月には、生成AIの広がりなど新しい状況に合わせて内容が改定されています。