ハイパーオートメーションとは

ハイパーオートメーションとは、RPAやAIなど複数の技術を組み合わせて、できるだけ多くの業務をまとめて自動化しようとする全社的な取り組みのことです。一つのツールを指す言葉ではなく、自動化を会社全体へ広げる「進め方・方針」を表します。

ひとつの道具ではなく「組み合わせ」

ハイパーオートメーションの中身は、決まった作業を肩代わりするRPA、判断を担うAIや機械学習、業務の実態を可視化するプロセスマイニングなど、いくつもの技術の寄せ集めです。これらを場当たりに使うのではなく、「どの業務を、どの順番で、どの道具で自動化すると効果が高いか」を見極めて束ねていきます。部分的な効率化で終わらせず、業務のつながり全体を自動化でつなぐところに特徴があるといえるでしょう。

RPAやインテリジェントオートメーションとの関係

似た言葉と混同しやすいので整理しておきます。RPAは決まった手順の繰り返しを肩代わりする「手」、インテリジェントオートメーションはそこにAIの「頭脳」を足したもの、と捉えると分かりやすいでしょう。ハイパーオートメーションは、それらを含む複数の技術を全社規模で束ねる、いちばん大きな枠組みにあたります。個々のツール名というより、自動化への向き合い方を示す言葉だと押さえておくと、提案資料の用語に振り回されずに済みます。

Topic調査会社が広めた「流行りの旗印」

ハイパーオートメーションは、もともと調査会社ガートナーが2019年に打ち出した言葉です。同社が毎年発表する「翌年に注目すべき戦略的テクノロジートレンド」で、2020年版の1位に掲げられたことで一気に広まりました。新技術の発明というより、すでにあった自動化の流れに名前を付けて旗を立てた、という性格が強い言葉です。だからこそ、中身は何の組み合わせなのかを具体的に見ることが大切になります。

ハイパーオートメーションに関するよくある質問

ハイパーオートメーションは特定のツールの名前ですか?
いいえ。一つのツールではなく、RPA・AI・プロセスマイニングなど複数の技術を組み合わせ、自動化を会社全体へ広げる「進め方・方針」を表す言葉です。提案資料で見かけたら、中身は何の組み合わせなのかを具体的に確認するのが大切です。
RPAやインテリジェントオートメーションとどう違うのですか?
RPAは決まった手順の繰り返しを肩代わりする「手」、インテリジェントオートメーションはそこにAIの「頭脳」を足したもの、ハイパーオートメーションはそれらを含む複数技術を全社規模で束ねる、いちばん大きな枠組みです。
「ハイパーオートメーション」という言葉はどこから来たのですか?
調査会社ガートナーが2019年に打ち出し、翌2020年版の戦略的テクノロジートレンドの1位に掲げたことで広まりました。新技術の発明というより、すでにあった自動化の流れに名前を付けて旗を立てた性格が強い言葉です。