Bedrock AgentCoreとは
Bedrock AgentCoreとは、Amazon Web Services(AWS)が提供する、AIエージェントを本番の業務で安全に動かすための土台(プラットフォーム)です。AIエージェントとは、人の指示を受けて自分で段取りを考え、作業を進めるAIのこと。試作したエージェントを、止まらず・安全に・大人数で使える状態にする裏方の仕組みで、2025年7月16日にプレビュー、2025年10月13日に正式提供が始まりました。
正式名称:Amazon Bedrock AgentCore(H1は「Amazon」を省いた通称・提供:AWS)
部品を組み合わせて「運用」を肩代わり
AgentCoreは、エージェントを動かすのに必要な役割を部品として用意しています。たとえば、エージェントを実行する場所(Runtime)、会話の記憶を保つ仕組み(Memory)、社外サービスへ安全につなぐ認証(Identity)、既存の仕組みをエージェント用の道具に変える窓口(Gateway)など。作る部分ではなく、安定して運用し続ける部分を引き受けるのが役割です。利用者ごとに作業を切り離すので、情報が混ざる心配も抑えられます。
特定のAIに縛られない
AgentCoreの大きな特徴は、どの開発の枠組み・どのAIモデルでも使えること。LangChainのような枠組みはもちろん、ClaudeやOpenAIのエージェント用の道具で作ったものまで受け入れます。AWSは自社モデルだけに囲い込まず、「誰のAIを使っていても、運用はうちで」という土台の座を狙っているわけです。同じBedrockでも、モデルそのもの(Amazon Nova等)を提供する部分とは役割が分かれます。
TopicAIエージェントに「専用ブラウザ」まで貸す
AgentCoreの部品には、エージェント専用のウェブブラウザ(Browser)や、AIが書いたプログラムを安全に試す隔離部屋(Code Interpreter)まで含まれます。人がパソコンで調べ物をしたりプログラムを動かしたりするのと同じ環境を、AIにも一式そろえて貸し出す発想です。エージェントが現実の作業をこなすには、こうした「手足」が要る。その用意まで土台側が引き受ける点が、近ごろのAIエージェント基盤の流れを映しています。
Bedrock AgentCoreに関するよくある質問
- Bedrock AgentCore自体が、AIエージェントなのですか?
- いいえ。AgentCoreが自分で考えて働くわけではなく、誰かが作ったエージェントを動かし続けるための土台・運営基盤です。エージェントそのものを生み出す製品ではありません。
- エージェントが何をしたか、後から確認できますか?
- できます。AgentCoreには判断やツールの呼び出しを段階ごとに記録・可視化する仕組み(Observability)があり、問題が起きたときの原因追跡に役立ちます。